ショーロクラブの沢田穣治がリーダーとなり結成されたバンド、Banda Choro Eletrico(バンダ・ショーロ・エレトリコ)。沢田の号令のもとジャズ/ブラジル/現代音楽の鬼才達、さらには市井のミュージシャン&パフォーマーまでもが大集合した圧巻の大所帯でブラジルの伝統的なアコースティック音楽「ショーロ」を大胆に電化。エルメート・パスコアールを髣髴させる圧巻のバンド・アンサンブルと、古き良き歌謡曲的歌心が同居する規格外のポテンシャルが高く評価され定期的にライブを重ねる。2016年4月にはデビューCDをリリースする。
"Artigo de Luxo" Sergio Santos / Mulato (1998)より
作曲 Sergio Santos 作詞 Paulo César Pinheiro
Rodolfo Stroeter (b), Tutty Moreno (dr), Guello (per), André Mehmari (p), Teco Cardoso (soprano sax) e Sergio Santos (vo/g).
"ESTAÇÃO FINAL" KRISTOFF SILVA / EM PE NO PORTO(2010)より
作詞作曲 Kristoff Silva
Kristoff Silva (g/vo)
Antonio Loureiro (vib/dr)
Pedro Durães (prog/acordeon)
Pedro Trigo Santanta (contrabass)
Rafael Martini (per/g)
"Mar deserto (com Uakti) " Paula Santoro / Mar do Meu Mundo(2012)
作詞作曲 (Kristoff Silva/Makely Ka)
Artur Andres (arr/fl/torre/marimba d'angelim)
Decio Ramos (marimba de vidro/grande pan/darbuka/torre/marimba d'angelim)
Kristoff Silva (g/vo)
Alexandre Andres (fl)
Paula Santoro (vo)
"José no Jabour" Misturada Orquesta / Misturada Orquesta (2011)
作詞作曲編曲(Rafael Martini)
Mauro Rodrigues, Marcela Nunes (fl)
Alexandre Silva (cl)
Vitor Melo Lopes (oboe)
Flávio Freitas (cl)
Jonas Vítor e Estevão Reis (saxfones)
Gilberto Junior (tr)
Alaécio Martins (tb)
Leonora Weissmann, Raquel Liboredo e Leopoldina (vo)
João Antunes (el-g/g)
Rafael Macedo (p/g)
Rafael Martini (p/acc)
Pedro Maglioni (el-b)
Pedro Trigo Santana (contrabass)
Yuri Vellasco (dr)
Mateus Oliveira (vib/per)
"Baião do Caminhar" Rafael Martini / Motivo (2012)
作曲 (Rafael Martini) Rafael Martini (p/vo)
Alexandre Andrés (fl)
Joana Queiroz (clarinet)
Jonas Vitor (saxofone tenor)
Felipe José (fl)
Trigo Santana (contrabass/cello)
Antonio Loureiro (dr)
Yuri Vellasco (dr)
Edson Fernando (per)
Leonora Weissmann - (vo:track #2)
"Coreia" Antonio Loureiro / Antonio Loureiro (2010)
(作詞作曲) Antonio Loureiro
Fabiana Cozza (vo)
Daniela Ramos (rum-pi/taboca)
Mateus Bahiense (rum/taboca/gan)
Antonio Loureiro (dr/g/p/marimba/le/sinos/unhas/tupa/xequere)
Pablo Souza (bass)
Mauricio Loureiro (cl)
Felipe Jose (violoncelo)
Daniel Pantoja (fl)
毎月第4土曜日 『INVENTORY~ensemble of brasil~』@BarMusic(渋谷) カフェ・アプレミディの元店長・中村智昭さんが開いたお店で、ジャズ喫茶とクラブ、バーの中間のような音楽好きにはたまらないお店。イベントのホストはUSENや数多くのコンピレーション・アルバムの選曲家であるだけでなく大変なレコード・コレクターでもあるIDEEレコードの大島さん。新旧ブラジル音楽でDJをします。
グループのリーダーであり創始者はマルコ・アントニオ・ギマラエスである。彼はバイーアのUniversidade Federal da Bahia(バイーア連邦大学)でWalter Smetak(ヴァルテル・スメタキ)に出会い、彼のクラスを受講する。ヴァルテルはエルメート・パスコアールやエギベルト・ジスモンチと同じく、高い知性でブラジル音楽を発展させた現代音楽の鬼才で、スイス人でありながらブラジルに移住し、トン・ゼー、カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、トルクアート・ネトといったトロピカリア・ムーヴメントの中心人物たちにも影響を与えた知る人ぞ知る存在である。
Documentário sobre Anton Walter Smetak.
アントン・ヴァルテル・スメタキについてのドキュメンタリー。なぜかpart 2しかありません。
Cláudio Luzが脱退した後、1984年に3rdアルバム『Tudo e Todas as Coisas』をリリースするまでギタリストのBento Menezesが加わる。このアルバムから伝統的な楽器も時折使用するようになる。
1981年から1987年の期間で彼らはブラジルでの地位を確立。ミルトン·ナシメントの『Ânima』に参加し、スペインにおいて初の海外ツアーを開催する。1987年にはマンハッタン・トランスファーのアルバム『Brazil with the US』に参加、アメリカでのパフォーマンスを見たポール・サイモンが自身の1989年のアルバム『The Rhythm of the Saints』に誘い、レコーディングが実現。その際フィリップ・グラスが訪れ、ウアクチにとって5枚目の作品となるポイント・レーベルからの作品『MAPA』をリリースするきっかけとなった。1992年にリリースされた『MAPA』(※注1)はポルトガル語で地図の意味でもあるが、1986年に亡くなっていた友人のMarco Antonio Pena Araújoの死を追悼したアルバムでもあった。彼は手紙の最後にいつも頭文字であるMAPAと記していた。
1993年にはグルーポ・コルポのバレエのための音楽をフィリップ・グラスが担当することとなる。『Águas da Amazônia - Sete ou oito peças para um balé』と題されたアルバムで、演奏はウアクチが担当。楽器の特性を熟知したマルコ・アントニオ・ギマラエスがアレンジを担当したが、グラスの楽曲を他人がアレンジするのはコレが初めてであった。この音楽は1999年にはポイント・レーベルからリリースされた。2004年にグラスはオリンピックを控えたアテネのプレ・イベントにおける音楽を依頼され、再びウアクチを招待。彼らはアテネで演奏した。
Philip Glass - Aguas da Amazonia
1994年から、ウアクチはポリスのドラマーであるスチュワート・コープランドの世界ツアー『Stewart Copeland and the Rhythmatists』に参加。彼のアフリカでの経験に基づいたアルバムとヴィデオ制作をサポートを担った。このときにはスティングやレイ・レマと活動するPercussion de Guinneaとも共演した。
パネリスト:
ケペル木村 (けぺる・きむら)
'90年代初頭に南米からのCDの輸入販売を始める。それに付随して南米の音楽の紹介やCDの解説なども行ない、『ムジカ・ロコムンド』などブラジル音楽に関する書籍(いずれも共著)を8冊出している。またブラジルの音楽を演奏するバンド『バンダ・ポロロッカ』を2011年に結成し、ジスモンチやエルメートの音楽も演奏して楽しんでいる。 HP