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カテゴリー「EVENT」の記事一覧

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あとがき → 試聴会 - 10/13(sat) 音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽を聴く @ 四ッ谷いーぐる



10/13(SAT) 『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽を聴く』
→大盛況でした!本当にありがとうございました。

ここでは話の流れや時間が足りずに語ることのできなかったことや、今回の試聴会でギンガや『トリス』の3人、そしてブラジルの現代の音楽に興味を持っていただけたという方のために、いくつか補足と備忘録を。


○ いーぐるの店主後藤さんが当日の感想を自身のブログに掲載してくれてます。

http://d.hatena.ne.jp/eaglegoto/20121014
http://d.hatena.ne.jp/eaglegoto/20121016


○ 濱瀬さんのライブが30日にあります。濱瀬ファンになってしまった方はこちらも見逃せませんよ。

https://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_257.html


○ 問合せが一番多かったにもかかわらずsold outになってしまったFatima Guedes(ファチマ・ゲヂス)、Monica Salmaso(モニカ・サルマーゾ)、そしてGuinga(ギンガ)本人のCDについて。以下で比較的入手しやすいです。

また、ただいま私の勤務しているディスクユニオンでは、3つの店舗とweb storeにて濱瀬氏が選盤とコメントを寄稿した ラティーナ誌2012年8月号の特集『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽40選』に掲載されたアイテムを中心にCDの特集を行っています。


※実際の店舗の在庫状況はすぐには更新されませんので、確実に入手されたい方はお手数ですがお店まで直接お電話/メールしていただけると大変助かります。

■ 新宿本館4Fラテン・ブラジル・フロア
■ 御茶ノ水JazzTOKYO
■ 渋谷ジャズ・レアグルーヴ館


○ セルジオ・サントス紹介の際に触れたミナスの黒人音楽について。一例として挙げたCDはこれです。

● YURI POPOFF / LUA NO CEU CONGADEIRO
ミナス・ジェライスの光射す豊穣なる音楽。ミルトン・ナシメントをはじめ日本でも大人気のブラジル内陸部の音楽「ミナス・サウンド」。プリミティブなインディオたちの音楽とヨーロッパの教会音楽、アフリカ人が持ち込んだダイナミックなリズムが融合して豊かな音楽の生まれる土壌が育まれました。トニーニョ・オルタの妹のレナの夫としてトニーニョの活動を支えてきた一方で、ミナスの伝統音楽を研究するユリ・ポポフ。彼の音楽への愛と伝統への賛美が詰まった、風、土、太陽香る大傑作です。
本作はミュージシャン、ユリ・ポポフのソロ3 作目のアルバムである。ブラジル/ ミナス地方に古くから伝わる音楽を研究、現代の音楽に昇華させてきた彼の活動の最新のものである。鉱物資源が豊富なミナス地方には多くのアフリカ人が労働力として投入され、彼らの歌う労働歌はそのままミナスの音楽の大きな基盤となった。今作ではアフリカ・コンゴ系の黒人奴隷コンガータ族の音楽 に焦点をあてている。もともとの音楽が持つ土着性や垢抜けなさを大切に残しつつ、トニーニョらと磨き上げた楽曲としての現代性を合わせもったオリジナリティと、日本に住む我々にとってもどこか懐かしさを感じさせる傑作である。実力と独創性を兼ね備えたアーティストでありながら彼のアルバムは日本ではまだほとんど知られていない。(メーカーインフォより)


○ もうひとつ、ミナスの音楽について。
今月ミナスで音楽フェスティバルを開催する、NRTレーベルのオーナー成田佳洋氏が、実際の体験談を踏まえながらミナスの音楽について書いた文章を高橋健太郎氏が編集長を務める雑誌『ERIS』に寄稿されてます。

~音楽は一生をかけて楽しもう~ 音楽雑誌『エリス』 無料で読めます。
 


○ もし「そう思わなかった」「あれは間違ってた」「もっと喋れよ」とかあれば、遠慮なく書き込んでください。今回大盛況に終わりましたが次回はさらにいいイベントにしたいのです。もちろん「次回はこれをやってくれ」「あの人に喋らせたら面白いと思う」といった意見も受付中です。

○ 濱瀬さんの「大切なのは選曲。」という一言に、何百回とこういうイベントを開催されている『いーぐる』のオーナー後藤さんが深く頷いていたのが大変印象的でした。ただ好きな曲を選んだり、その人の音楽性が凝縮されているからといった評論家目線で選ぶのではなくて、ギンガなら今回選んだ11曲を通して聴いてみて、いかに良い流れで聴かせるか。音楽自体をよく知っている濱瀬さんならではの確固たる視点に感服いたしました。

○ ギンガのバイオグラフィーについて。花田さんが「翻訳したものをあとでwebに載せます!」と言ってくれていたので、それも待ちましょう。







 


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試聴会 - 10/13(sat) 音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽を聴く @ 四ッ谷いーぐる

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きっかけは元ラティーナの花田さん。話をいただいた瞬間から間違いなく面白いイベントになるという確信がありました。ブラジルには、ただただ心に訴えかけてくるような本当に力強く、美しい音楽がたくさん存在します。決してコマーシャルな音楽ではなく、また日本人にとっては言葉もわからない音楽であるにも関わらず、濱瀬さんを筆頭に、優れた音楽家や音楽愛好家の心を惹き付けてやまない音楽。今回は、そんなブラジル音楽の魅力を最大限に体現している現在の優れた音楽家達に焦点を当てます。とりわけ気鋭の音楽理論家でもある濱瀬氏が語る、ギンガやアンドレ・メマーリの魅力は必見必聴ですよ!!!!!

+ + +

『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽を聴く』

10/13(SAT) 16:00 OPEN  @四ッ谷いーぐる
チャージ 600 円 要ドリンク・オーダー

160-0004 東京都新宿四谷1-8
03-3357-9857
講師:濱瀬元彦
聞き手:花田勝暁、江利川侑介

ラティーナ2012年8月号と、関連CDの物販アリ。

世界的に類を見ない音楽大国ブラジル。その底知れぬポテンシャルを最大限に引き出している、現在のブラジル人ミュージシャン達の音源を聴くイベントです。講師には音楽家であり音楽理論の面でも著作を残す才人・濱瀬元彦氏を迎えます。濱瀬氏が選盤とコメントを寄稿した ラティーナ誌2012年8月号の特集『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽40選』の中から、その太い幹にあたるギンガ、そして9月に新譜『トリス』をリリースするシーンの中心人物=セルジオ・サントス、アンドレ・メマーリ、シコ・ピニェイロに焦点を絞り、その豊かな音楽性の秘密に迫ります。

一部 :ギンガとその周辺について
濱瀬氏いわく「ギンガの出現以後、ブラジル音楽全体が非常に高い水準を目指すようになったと思える」。難解といった言葉でしか語られず、その高度な音楽性に相応しい評論のなされてこなかったギンガという稀代の天才について紐解くと同時に、彼の周辺人脈にも言及します。

二部:アンドレ・メマーリ、シコ・ピニェイロ、セルジオ・サントスの新作『トリス』を軸に、彼らの音楽について
驚くべきクオリティの作品を連発し続ける3人であり、最高峰のブラジル音楽において常に中核をなすキーパースンでもあります。それぞれのソロ作品とその音楽性に迫ります。

講師
 
濱瀬元彦
1952年~ 慶応義塾大学中退。1976年よりアコースティックおよびエレクトリック・ベース奏者として土岐英史、鈴木勲、益田幹夫、秋山一将、清水靖晃、ジョージ大塚らのジャズ・グループで活躍。多数の録音参加作品を残す。演奏家としてはフレットレス・ベースの新しいスタイルを確立した。1982年に実験的音楽ユニット「ラーゲル」を結成し1985年まで音楽の新しいフォーマットを摸索し続けた。その後、ソロ活動を開始し、5つのソロアルバムを発表している。音楽理論の面でも『ベースライン・ブック』(1987)でベースラインに関する理論を確立し、『ブルー・ノートと調性』(1992)でブルー・ノート発生に関する理論を確定することにより即興演奏、作曲のための全く新しい調性理論、「読譜と運指の本(理論編・実技編)」(1996)で読譜のメカニズムを解析し、弦楽器の読譜・運指に関する新しい理論を提出するなどの業績がある。
最新作は菊地成孔をゲストに迎えた「濱瀬元彦 E.L.F Ensemble」。濱瀬元彦の音楽を精緻に実現するために'08年に結成された。従来、生演奏では演奏不可能であったサウンドを同期、シーケンサー等を一切使わずに演奏するだけでなく、濱瀬のインプロヴィゼイションと組合わさる事により音楽の未踏の領域をライブ空間で実現した。

聞き手
 
花田勝暁
ライター、語学講師。東京外国語大学博士課程在学中。月刊ラティーナ編集部を退社したあと、東京外語大学大学院にてブラジルの文化支援政策の研究を続ける。卓越したポルトガル語能力と、若手ならでは感性で日本におけるブラジル音楽評論の確固たる地位を築きつつある。現在「ブラジル映画祭」などを開催しているトゥピニキーン・エンターテイメント勤務。
 
江利川侑介
バイヤー、ときどきライター。ディスクユニオン新宿本館ラテン・ブラジル・フロアにて3年勤務。現在は渋谷ジャズ・レアグルーヴ館で勤務。
 

※当日はこの企画の元となった記事の掲載されたラティーナ2012年8月号、そしてそこで選ばれている作品を中心としたCD(約40タイトル予定)の物販を行います。気に入ったCDはその場で購入できます!

関連記事、イベント

○ 9/23発売 ANDRE MEHMARI ,CHICO PINHEIRO,SERGIO SANTOS / TRIZ
○ 10/10 DJ - INVENTORY *ensemble of brasil*

DJ - INVENTORY *ensemble of brasil* 『TRIZ』発売記念


昨年の11月、今年の4月に続き3回目です。ありがとうございます。
美味しいお酒とコーヒー、そして上質の音楽を提供してくれる渋谷のバー、Bar MusicでのDJ。主宰は大島 忠智(IDEE Records)さんですが、今回は諸事情により欠席となる大島さんの変わりに主宰を務めさせていただくことになりました。

今回は9/23に新譜『TRIZ』がインパートメントからリリースされるANDRE MEHMARI ,CHICO PINHEIRO,SERGIO SANTOSの3人、そして現在のコンテンポラリーなMPBを中心にセレクトします。

ゲストは10/13のイベントでもご一緒する花田勝暁さん。現在のブラジル音楽については最も信頼できるライターさんの一人です。是非皆さんふらりと遊びに来てください!

+ + +

INVENTORY~ensemble of brasil~

10/10(WED) 20:00 OPEN 25:00 CLOSE
@Bar Music

150-0043東京都渋谷区道玄坂 1-6-7-5F.
03-6416-3307

[DJ] 江利川 侑介(disk union) ・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ] 花田勝暁

ノミカイwithアルテック @ 国立NoTrunks

10/24(水)の選曲リストがUPされました NEW!
http://blog.livedoor.jp/sonho_real/archives/50793022.html





国立NoTrunksでの新企画発足。我こそはという方、参加表明もお待ちしております。

以下は主宰のナギラ氏からのインフォです。

柳樂光隆(ジャズ評論家)
江利川侑介(diskunion)
小熊俊哉(音楽ライター)
松林ヒロキ(珍屋レコード店主)
アナログパンツ(ツチヤニボンドのレーベルオーナー)
ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ(過度にレコード好きな人)
とかとかとか
がレギュラーメンバーっぽい感じですが、あと、DMRの川瀬くんとか、墓場戯太郎さんとか、ふっさんとか、広瀬淳二ファンクラブ会長の多胡さんとかいろんな人に集まっていただいて、アンテナの鋭いヘヴィーリスナーの皆さんで様々なジャンルの最近のオススメの音楽を紹介しあって情報交換をしつつ、楽しくお酒を飲もうというイベントです。月一か隔月でやれたら良いなと思っております。

場所は国立のノートランクス
ここのアルテック+マッキントッシュの凄まじい音響を使って、飲み会をしようという贅沢な企画でもあります。
通称「ボイス・オブ・シアター」のとんでもない音を是非堪能してください。

・2012/10/24(水) 20:00~終電まで
国立No Trunks 
・イベントのチャージはありません。
 通常営業どおりの料金ですので飲んだり食ったりしてください。
 No Trunksお品書き 

※企画正式名「現代 冷凍都市に住む妄想人類諸君に告ぐ ノミカイwithアルテック 繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動 たとえそれがイミテーションラブであっても 俺たちのOmoide in my headを語る」 通称「ノミカイwithアルテック」

DJ - INVENTORY *ensemble of brasil*


昨年の11月に続き2回目。光栄ですが緊張です!
美味しいお酒とコーヒー、そして上質の音楽を提供してくれる渋谷のバー、Bar MusicでDJをさせていただくことになりました。主宰は大島 忠智(IDEE Records)さんですが、今回は諸事情により欠席となる大島さんの変わりに主宰を務めさせていただくことになりました。一人では心もとないので、ゲストにはジャズ・ライターの柳樂光隆氏を迎えます。幅広い音楽を聴いている方なので個人的にも凄く楽しみにしてます。

個人的にもたまにふらっと一人で立ち寄ってるお店ですが、とにかくここは音がイイんです。とりわけCDやレコードに詰め込まれた情報量を解放してあげるような音域の広さと音の柔らかさは、気持ち良すぎて思わず無言になってしまうほど。渋谷でこんなにきっちり音楽の聴ける店は他にないんじゃないかなと思います。

良い音楽を聴きに、是非遊びに来てください。

+ + +

INVENTORY~ensemble of brasil~

4/11(WED) 20:00 OPEN 25:00 CLOSE
@Bar Music
150-0043東京都渋谷区道玄坂 1-6-7-5F.
03-6416-3307
[DJ] 江利川 侑介(disk union) ・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ] 柳樂光隆


CD CONCERTs - 『エグベルト・ジスモンチを極める』 @国立NoTrunks

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『エグベルト・ジスモンチを極める』

[講師] ケペル木村
[ゲスト] 柳樂光隆, 江利川侑介

4/29(SUN) 18:30 OPEN
@ 国立NoTrunks
186-0004 東京都国立市中1-10-5・5F MAP
TEL&FAX: 042-576-6268
 
日本におけるブラジル音楽評論家の第一人者ケペル木村と、若手音楽評論家の柳樂光隆、中南米音楽バイヤーの江利川侑介の三者による「極める」シリーズの第四回!今回はブラジル音楽のみならず、ジャズ/クラシック/現代音楽/プログレなど様々な方面で評価されるブラジルの鬼才、エグベルト・ジスモンチ。これまで入手の難しかったアルバムが再発され、改めて再評価の機運が高まっています。ケペルさんの貴重なお話と音楽解析、そしてNoTrunksが誇る名スピーカー「アルテックA7」による最高の音で聴くことによりジスモンチを「極め」ましょう。

Brasil - Bahia, Pernambuco - 2012

2/13 - 2/27までブラジルを旅行してきました。こちらにまとめてます。

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メモ

ブラジルは音楽のあるべき姿を思い出させてくれる国だ。レシーフェのような大都会にいても、アンコンシャスな事象、宗教や霊、自然の法則がすぐ近くに存在し、音楽にインスピレーションを与える。神のようなものとの融合である故に、マスター達の音楽に対する姿勢は、極めて真摯で妥協を一切許さない。

音楽はアメリカを中心とした二十世紀の巨大な音楽産業をモデルとし、ある種のプロダクトとして量産されてきたわけだが、もはや極度のマスが消滅しローカルが再び脚光を浴びる中で、ここペルナンブーコの若者の音楽的感性は次のモデルケースになるのではないか?

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About

HN:
Eri
HP:
性別:
男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
【More Profile】
※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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