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カテゴリー「BRA>JAZZ/CONTEMPORARY」の記事一覧

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【お知らせ】ブラジルのインストゥルメンタル・ミュージックに焦点を当てたコンピレーションCD『カフェジーニョ』リリースされました。



株式会社ファンカジアエンタテインメントさんからの依頼で監修したブラジル音楽のCD『カフェジーニョ』が発売されました。

コンセプトは「入り口は広く、奥は深く」。
コーヒータイムに合うような洗練された雰囲気でありながら、音楽ファンが聴いても心底楽しめるような充実の内容になってます。

まず「入り口は広く」を実現するにあたってジャケット・デザインは、男性もイケて女性も手に取りやすく。絶妙なデザインになったと思います。普段ブラジル音楽を聴かないような方にも、雑貨やインテリア感覚で手にとってもらえたら幸いです。

そして「奥は深く」の部分ですが、国内盤はもちろん、日本ではろくに流通していないようなCDから ”インストゥルメンタルだけ” を50曲近く選曲、その中から厳選に厳選を重ねて12曲に絞り込みました。演奏のスタイルは多岐に渡りますが、巨匠レベルの超一流ミュージシャンから、ここ数年の活躍が目覚しい新進気鋭のミュージシャンまで、どれも高いレベルの演奏を披露してくれています。

また、そのほとんどが2000年以降にリリースされた音源というのもポイント。音楽大国ブラジルの「今」を切り取ったような多彩な内容になっています。

少ない枚数からでも良い条件で卸すことが可能ですので、ご興味ある方は是非メッセージください!資料とサンプルCD-Rをお送りいたします。

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Really appreciate to announce a new CD release "Cafezinho" from our label.
It features only Brazilian instrumental music played by top-shelf musicians from current music scene in Brazil and aims at not only Brazilian music fans but also people loving coffee time with relaxin feelin.

In add, the beautiful cover art designed by great graphic designer might attract young, fashionable people.

Highly recommend for everyone, please check it out!

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V.A. / Cafezinho -A Collection of Coffee Time Music-
Release date : July 15th, 2015
Price : ¥2,130+tax

1. Swami Jr. / Saudade da Bahia
2. Trio Madeira Brasil / Lôro
3. Paulo Bellinati / Pulo do Gato
4. Alessandro Penezzi / Saudades do Raphael
5. Felipe Jose / C I D A D E
6. Joana Queiroz Quarteto / Martin, Camilo Y Juan
7. Edu Ribeiro / Samba do Gaúcho
8. Kalu Coelho / Amanhecendo
9. Vento em Madeira / Labirinto
10. Misturada Orquestra / Filho
11. Frederico Heliodoro / Agulhas Negras 2
12. Inventos / Choro






購入はこちらから
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【お知らせ】 ブラジル音楽専門レーベル「ジンガ・ブラジレイラ」始動。



【お知らせ】
株式会社ファンカジア・エンターテイメント代表取締役の鳥山さんからのオファーで、新たなブラジル音楽専門レーベル「ジンガ・ブラジレイラ」を立ち上げました。

まずは6月にブラジル音楽のインストルメンタルのみで構成されたコンピをシリーズ第1弾としてリリースします。楽曲リストなどはあらためて告知させて頂きますが、内容はこだわりにこだわり抜いた最高品質のブラジル・インスト・ミュージックを、見た目はブラジルを意識せずに聴いてもらえるようなデザインで、今までにないカフェミュージック/コーヒータイムミュージックを提案していきます。

<「ジンガ・ブラジレイラ」レーベル> 直訳すればブラジルのジンガ。ジンガとはサッカーで使われる言葉で、軽快かつ独特なステップで相手を次々にかわしていく名選手に使われる褒め言葉です。ジンガを持つクラッキ(ポルトガル語で名手)のように、世界中を魅了したいという思いで名付けられました。

We really appreciate to launch our new label called "Ginga Brasileira". It will release compilation CD of Brazilian current instrumental music aimed at general Japanese people!!

KALU COELHO / KALU COELHO


● KALU COELHO / KALU COELHO 
(INDEPENDENTE CD 2,205円 3月入荷予定) 
気鋭ミュージシャンにして既に完成された素晴らしさ!!ギンガの遺伝子を受け継ぐ才能溢れる女流作曲家ギタリスト:カルー・コエーリョが、最高のメンバーと作り上げた美しきジャズ・ブラジレイロ新作。
カルー・コエーリョは リオのカンポス・ドス・ゴイタカーゼス生まれのギタリスト作曲家。劇場のディレクターをつとめる母、教授をつとめる父のもと、幼い頃から音楽に接しギターを習得したという。リオデジャネイロ連邦大学に入学、現在では同大学で様々なコーディネートを行うなど、ブラジルの音楽文化に貢献している。リオの音楽シーンに深いかかわりを持つ彼女は、これまでにも新世代作曲家たちを中心に楽曲提供や共作を行ってきたが、彼女名義でリリースするCDはこれが初となる。 
ギンガ(Guinga)、フィロー・マシャード(Filó Machado)といった先駆者に加え、マウロ・アギアール(Mauro Aguiar)、ホドリゴ・メスキータ(Rodrigo Mesquita)といった次世代を代表する作曲家たち、さらにはニコラス・クラシッキ(Nicholas Krassik)、ペドロ・モラエス(Pedro Moraes)、マルセロ・カルディ(Marcelo Caldi)、フイ・アルヴィン(Rui Alvim)など名手をゲストに、そしてリオの音楽シーンに欠かせないジャズ楽団=エンリキ・バンド(Henrique Band)をアレンジに迎えて、満を持してのリリースとなった。ジャズ・サンバを中心に、フォックス・トロット、ヴァルサ、バイアォン、ミロンガなど多様なリズムをベース/ミックスした楽曲に、ギンガの影響を色濃く感じさせる巧みなアレンジ・ワークがどの曲も冴えに冴えている。 

助川太郎 / This is Guitarist

taro.jpg

助川太郎さんの新作『This is Guitarist』が素晴らしすぎます。

美しい音色で堪能できるジスモンチ『パリャーソ』に始まり、バーデン・パウエル、アントニオ・カルロス・ジョビン、エルメート・パスコアール、ミルトン・ナシメントといったブラジル音楽の名曲はもちろん、セロニアス・モンク、ラルフ・タウナー、バッハ、そして『上を向いて歩こう』の斬新な解釈なども収録。原曲の良さを尊重しつつ、選曲/アレンジ/奏法、いずれにおいても助川さんらしい遊び心に溢れていて聴くほどに引き込まれてしまいます。

とはいえ小難しいことを一切感じさせないのが助川マジックでしょう。心底音楽を楽しんでいるような助川さんの音楽は、聴いている人の心もリラックスさせてくれます。(人柄そのまま!)
高度な技術を持ちつつも、ドリヴァル・カイミやカエターノ・ヴェローゾのギターのように、おおらかなスイングを感じさせてくれる助川さんは、世界的にも貴重なギタリストでしょう。

気が早いですが、今年のベスト・アルバムの一つはこれに決まりました。

JJazz.Netのブログにてインタビューに答えました



「ジャズを中心にすばらしい音楽をお届けしているインターネットラジオ」J.Jazz.Netのコラムを担当している Bar Bossa のマスター林さんにお誘いいただき、「俺がコンピCDを作るんだったらこうするね」という趣旨で10曲選びました。テーマは「ギタリスト大国ブラジル」です。

こちらからどうぞ





CHICO MELLO / DO LADO DA VOZ


● CHICO MELLO / DO LADO DA VOZ
RIP CURL / JPN / CD / 2,400円(税込)

作品自体も驚くべきものですが、濱瀬さんによる解説も本当に素晴らしい。優れた音楽家は優れた文筆家でもあるという好例だと思います。2013年3月24日発売。

シコ・メロが2000年に発表した大傑作。入手困難だった『ド・ラド・ダ・ヴォス』がついに日本盤リイシュー!

「ミニマル、ジョン・ケージ、ブラジル・ポピュラー音楽などの要素が最高度に知的に結合した音楽。このアルバムが発表された2000年以降、私にとってはすべての音楽の中でこれ以上のものが依然として見当たらない、というほどの素晴らしい作品だ」 濱瀬元彦

ブラジル出身、現在はドイツ・ベルリンで活躍する音楽家、大学教授、医師でもあるシコ・メロが2000年に発表した『ド・ラド・ダ・ヴォス』が驚愕の日本盤リイシュー。ブラジル音楽シーンで大きな地殻変動が起こる今こそ聴かれるべき作品。世界的にも最高水準とも言える音楽的進化を続ける近年のブラジル音楽。アンドレ・メマーリ、アントニオ・ロウレイロなどのサンパウロ~ミナスの若手音楽家の活躍が注目される中、かつてここまで高度に洗練された作品が発表されていた。
インディペンデントなリリースだったことと、元来ミニマル・ミュージック/現代音楽のシーンで知られたアーティストだったため、本作はブラジル音楽リスナーのあいだで大きな注目を集めることはなかった。しかし、世界的にも最高水準と言える洗練された音楽が次々に生み出されている現在でこそ、注目に値する1枚といえよう。

 
 

ITO GORO / GLASHAUS


● ITO GORO / GLASHAUS
SPIRAL RECORDS / JPN / CD / 3,000円(税込)
「今の空気」を感じるアルバムだ。ナオミ&ゴローでの名声、そしてアンドレ・メマーリ、ジョルジ・エルデル、ジャキス・モレレンバウムらが参加、東京とリオ・デ・ジャネイロ録音。これらの要素ゆえブラジル音楽の範疇で語られることも多いであろうが一般的なブラジル音楽のギター作品=グルーヴ感溢れるアルバムとは全く違うのが本作の面白いところだ。例えばアンドレとのデュオM1は、音域の似たギターとピアノによるハーモニーに対し常に細心の注意を払いながらも、それぞれがソロを取り合っていく楽曲。シンプルだがとてもデュオとは思えない残響音までも計算しつくした録音の妙、音色の美しさは部屋の空気を一変させてしまう存在感がある。ジョルジ・エルデル(コントラバス)とのデュオで綴られるM2は更に面白い。M1と同じくテーマ部からそれぞれのソロへという展開は同じであるが、どちらかと言えば地味な役割を演じることの多いジョルジのコントラバスの方が明らかに饒舌なのだ。伊藤ゴロー氏のギターは、上質な絹のように繊細であるがミドル・テンポのフレーズは決して饒舌ではなく、まるで指揮者のように全体に配慮しながらも共演者に気持ちよく演奏させているようである。ではギター・ソロのM4はどうだろう?やはりここでも感じるのはギタリストとしてのジャズやロック的な我というよりも、ひとつひとつの音に対する音色/ハーモニー/残響音へのこだわりだ。帯にも「クラシック・ギターの演奏を軸としてのぞんだ」とある通り、もしもギターだけを聴くのであれば、これはクラシックですよと言ってしまったほうがいいのかもしれない。しかし本作が一筋縄ではいかないのは、抑制されたことで浮かび上がる微細な個性であったり、抑制が生み出す和への透徹した美意識(sense on "quiet"の言葉を借りれば「クワイエットな熱狂」)が反映された結果、普遍的かつ個人的なフィクションとして非常に完成されているからであろう。

○ official site

About

HN:
Eri
HP:
性別:
男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
【More Profile】
※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
*を@に変えて送ってください。

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