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カテゴリー「BRA>JAZZ/CONTEMPORARY」の記事一覧

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ANDRE MEHMARI "Valsa Variação sobre Tico Tico"



ANDRE MEHMARI "Valsa Variação sobre Tico Tico" 

いよいよデュオでの来日公演が迫ってまいりました。クラシックの繊細さと南米のダイナミズム。映像で見ると改めて凄いピアニストだなー実感しますね。ブラジル音楽ファンはもちろんなんだけど、それ以上にクラシックやジャズのピアニスト好きに見てもらいたいですね。

○ 10/21,22 - ANDRE MEHMARI & GABRIELE MIRABASSI

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GRUPO AGUA VIVA / MUNDO AO REVES


● GRUPO AGUA VIVA / MUNDO AO REVES
BOLACHA DISCOS / BRA / CD-R / 1,000円(税込)

エルメート・パスコアール・バンドに70年代から参加し、自身の楽団も持つベーシスト/コンポーザー、イチベレ・ツヴァルギ。彼は学校も経営しているらしく、エルメートからイチベレへと受け継がれた遺伝子は確実に次世代にも影響を与え続けています。そんなイチベレの生徒達により結成されたグループのひとつが、このグルーポ・アグア・ヴィーヴァ。女性ヴォーカルを配した、いかにも今っぽい都会のMPBといった感じの曲から、変態ラテン・フュージョン、フォホーやサンバなどブラジルの民俗音楽の上に複雑なハーモニーとコード進行で展開するエルメート直系の曲まで、エルメート遺伝子の中でも最もポップな部類といえるでしょう。なんというか高度なことをやっていても総じて楽しそうなのがイイですよね。

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このBOLACHAというレーベル、イイ作品が多いのですが残念ながら作品によってはCD-Rしかプレスしていない模様。なのでこの値段です。うーん・・・。

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イチベレの楽団、イチベレ・オルケストラ・ファミリアの2009年リリース作品が国内盤でリリースされるようですね。丁寧な解説はケペル木村さん。

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イチベレ楽団はアルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレを代表する歌手、リリアナ・エレーロの「IGUAL A MI CORAZON」にも参加しています。バンダ・エルメチカ、ノラ・サルモリアといったアーティストもそうですがアルゼンチンにもその影響は及んでいます。

○ MY SPACE

HAMILTON DE HOLANDA, ANDRE MEHMARI / GISMONTIPASCOAL - A MUSICA DE EGBERTO E HERMETO


● HAMILTON DE HOLANDA, ANDRE MEHMARI / GISMONTIPASCOAL - A MUSICA DE EGBERTO E HERMETO
MICROSERVICE / BRA / CD / 2,200円(税込)

アンドレー・メーマリ(piano)、アミルトン・ヂ・オランダ(bandolim)という現代ブラジル音楽界を代表する二人の鬼才が、エルメート・パスコアールとエグベルト・ジスモンチの楽曲+彼らに捧げるオリジナル曲を演奏した作品。エルメート、ジスモンチそれぞれ一曲ずつ本人がゲスト参加というのも話題になりました。

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圧倒的なテクニックを持つアンドレーとアミルトンのアンサンブル。それゆえ時には近寄り難い雰囲気すら漂いますが、本作ではブラジルのフォルクローレに深く根差したエルメート&ジスモンチの楽曲を取り上げたことで、高貴さよりも演奏するアレグリア(喜び)が上回っているのがポイントでしょう。意味化不可能な流動物の如く、何物にも収まらず、クラシックのような繊細さとフリージャズのような滾るエネルギーが共存する様。それこそがブラジル音楽の魅力であると言えます。とりわけエルメートが参加したラスト・トラックは、ここ10年で一番好きな曲です。

○ アミルトン・ヂ・オランダのHPで、エルメートとのCD未収録セッションが聴けます!

+ANDRE_MEHMARI+

SWAMI JR. / MUNDOS E FUNDOS


● SWAMI JR. / MUNDOS E FUNDOS
BORANDA / BRA / CD / 2,400円(税込)

MPBファンであれば彼の名前を見るだけでついつい買ってしまう?セッション・ギタリストとして名を馳せ2007年に初めてのアルバムをリリースしたスワミ・ジュニオールの2ndアルバム。前作ではシコ・セザール、ヴァネッサ・ダ・マタ、ゼカ・バレイロ、ゼリア・ドゥンカン、ルチアナ・アルヴェスといったヴォーカリスト、更にはエドゥ・ヒベイロ(Drums)、シコ・ピニェイロ(Guitar)、ゼカ・アスンサォン(Bass)、トニーニョ・フェハグッチ(Accordeon)ら名手らが参加した上質の極みといった感じのMPBでしたが、本作はいい意味で期待を裏切るショーロ系INSTアルバムに仕上がりました。ビリンバウとパンディロの妖艶なイントロからスワミのエレガット、カヴァキーニョ、クラリネットまでが加わり展開していく#1、ただただ美しいギター・ソロ#2、ムジカ・リジェイラのブレーン、マリオ・マンガのチェロと、ゼカ・バレイロからサンディー&ジュニオールまでをサポートする鬼才ギタリスト、トゥコ・マルコンデスとのトリオによる前衛性とルーツ音楽の素朴な魅力が見事に結びついた#9など、ゆったりとしたテンポで、聴く者を優しく包むような音色を奏でていきます。ギター大国ブラジルの音楽的豊かさを体現するような、シンプルにして芳醇なモダン・インストゥルメンタル・アルバムといえるでしょう。

ANDRE MEHMARI / LACHRIMAE


● ANDRE MEHMARI / LACHRIMAE
ESTUDIO MONTEVERDI / BRA / CD / 2,600円(税込)

2003年に発表されたセカンド・アルバムの再発盤。ホジェーリオ・ボッカート(drums)、セリオ・バホス(double-bass)のトリオによる#1"Eternamente"に始まり、最新のトリオ作「アフェトゥオーゾ」のメンバーでもあるセルジオ・ヘジ(drums)、ゼー・アレシャンドリ・カルヴァーリョ(double-bass)とのトリオによる#2ジョビンの名曲"Dindi"、モニカ・サルマーゾ(vo)、ヂモス・ゴウダロウリス(violoncello)を迎えての神聖さすら漂う#4ミルトン・ナシメント名曲"Francisco"といったクラシカルな前半、ピアノの即興から演奏スピード感溢れるジャズへと突入するネルソン・カヴァキーニョ曲#5"Amor Perfeito"、"Eternamente"のピアノ・ソロ再演#6、ルカ・ハエーリ(clarinet)の優雅な調べを中心に美しい風景を描く#8"Uma Valsa em Forma de Avore"、Mônica Salmasoを迎えて再度演奏される"Eternamente"、今にも崩れそうなリズムで力強く聴かせる#13"Segundo Tema"、ピアノ・ソロで演じるラストのピシンギーニャの古典曲"Carinhoso"・・。圧倒的なテクニックと深い造詣に裏打ちされた繊細さと力強さを兼ね備えたメーマリのピアノが奏でるこれらの楽曲達は、リリースから10年近く経った今でも、簡単にその核心をさらけ出すことをせず、いかなる言葉による表現も空疎にしてしまうし、これからも安易な意味化を拒み続けるであろう。

+ANDRE_MEHMARI+

ANDRE MEHMARI / ...DE ALVORES E VALSAS


● ANDRE MEHMARI / ...DE ALVORES E VALSAS
TRATORE / BRA / CD / 2,500円(税込)

アンドレーの世界観が最大限に反映されたアルバム。ピアノ、バンドリン、クラリネット、オルガン、パーカッション、ヴィオラ、チェロ、シンセなどなど、17以上もの楽器を自ら演奏。曲によってはサポートを迎えながら、多重録音で作り上げたヴァルス=ワルツ集。西洋のクラシック音楽由来の洗練された美しさで、昨今のネオ・クラシカル・ブームに通ずる存在としても語られるアンドレーであるが、彼の音楽性が一言で片付けられるようなものではないことは、本作を聴けば明らか。クラシックを出自にブラジルへと伝わったサロン音楽ヴァルスをテーマとしながらも、電子楽器を巧みに融合するなど、その響きには現代らしい毒が。全体を覆う圧倒的な透明感の中にも、底知れぬアンドレの特殊性がしっかりと感じられる新次元の「音響派」アルバムである。セルジオ・サントス、モニカ・サルマーゾ、ゼー・ミゲル・ヴィズニッキ、テコ・カルドーソ他の参加も彩を添えている。

+ANDRE_MEHMARI+
 

ANDRE MEHMARI / SOLO LOUNGE BEATLES


● ANDRE MEHMARI / SOLO LOUNGE BEATLES
MCD / BRA / CD / 2,500円(税込)

アンドレー・メーマリが、MCDレーベルのプロジェクトで創り上げた、ビートルズ・レパートリーのソロ・カバー・アルバム。ありがちな企画とジャケの微妙さで、最も手の伸びづらいアルバムであるが、内容は素晴らしい。音楽史に残る名曲群が、深い情感を湛えたメーマリのピアノによって、純度の高いダイヤモンドのように輝く至極のピアノ・ソロ。和音やメロディの彼なりの解釈にもメーマリ独特の感性が反映されており、彼の音楽性を最も如実に反映している作品であるとも言える。以前にリリースされていたもののリマスター盤再発。

+ANDRE_MEHMARI+

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男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
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※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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