● JULIANO HOLANDA / A ARTE DE SER INVISIVEL
NUCLEO CONTEMPOLANEO / BRA / CD / 2,600円(税込)
ブラジル北東部のペルナンブーコに位置する世界遺産都市オリンダを冠したオルケストラ・コンテンポラニア・ヂ・オリンダ(Orquestra Contemporânea de Olinda)の中心人物でもあるジュリアーノ・オランダ(Juliano Holanda)による待望のソロ・アルバムは驚くべきことにNúcleo Contemporâneoレーベルから。
コレ、めちゃめちゃ素晴らしいです。弦楽器奏者、プロデューサー、アレンジャーとしてペルナンブーコ発の様々なアルバムに名前を見ることのできるキーマンの一人。都会(PE州の州都ヘシーフェは大都市です!)の若者らしい抽象的/耽美的なアレンジによる繊細な歌心が見事に表現されています。一聴した感じ、ノルデスチのアーティストという印象も受けないほどに洗練されてますが、よくよく聴いていくとフィジカルに訴えるようなパーカッションや、弦楽器の宝庫であるペルナンブーコらしい弦楽アンサンブル・アレンジにジュリアーノの個性を感じ取ることが出来るでしょう。
先述のオルケストラ・コンテンポラニア・ヂ・オリンダをはじめカリーナ・ブールやモンボジョーといったアーティストがダンス・ミュージック、インディー・ロックといった文脈で評価されていたのに対して、カサッパやこのジュリアーノ・オランダは、より現代音楽的/アカデミックな評価、日本の流行的に言うなら「クワイエット」方面からの評価を受けているように思います。
1. Karma sutra
2. Altas madrugadas (part. de Marcelo Pretto)
3. Ouriço (part. de Jam da Silva e Marion Lemonier)
4. Domingo no sítio (part. de Benjamim Taubkin e Tatiana Parra)
5. Antes e depois (part. de Jr Black)
6. Morada (part. de Laya Lopez)
7. Ímãs de geladeira (part. de Carlos Ferrera)
8. Horizontal (part. de Siba)
9. Na primeira cadeira (part. de Ceumar)
10. Farol (part. de Geraldo Maia e Rob Curto)
仕事では大御所か注目を既に浴びているようなアーティストしか最近宣伝できていませんので、なるべくこちらで紹介していけるようにします。また、
近日中にはこういった音楽を聴けるイベントを発表予定です。
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COMMENT
ありがとう
お陰さまで、素敵なalbumをチョイスできていますよ!^^
bar bossa vol.10「ギタリスト大国ブラジル」も素晴らしい曲紹介でした。
私にとって素晴らしい資料ですし、参考にしたいと思っています。
これからもヨロシクです。