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V.A. / SEMENTEIRA - SONS DA PERCUSSAO


● V.A. / SEMENTEIRA - SONS DA PERCUSSAO
BALUARTE / BRA / CD / 2,600円(税込)

言わずと知れたブラジリアン・パーカッションの巨人でジスモンチやドン・チェリーなどとのコラボレートでECMに名作を残すビリンバウ/ヴォイス・パフォーマンスの達人、ナナ・ヴァスコンセロス。インド打楽器「タブラ」を得意とするマルチ・パーカッショニストで、オルケストラ・ポプラール・ヂ・カマラをはじめ多くのインスト/セッションで活躍するカイート・マルコンデス。サンパウロの現代音楽フィールドで活躍する若手パーカッション・トリオ、コラサォン・キアルテイラ。ショーロやサンバが基礎にありながら、コンテンポラリー・ジャズ、MPB、クラブ・ミュージックに至るまで幅広い分野で活躍。独自に編み出したパンデイロ奏法でいまやブラジルだけでなく世界的にも大活躍のパーカッショニスト、マルコス・スザーノ。確かな技術と見識を持ちつつも、常に進化し続けるブラジルを代表するパーカッショニスト達によるユニット:プロジェクト、セメンテイラによる2011年初頭にリリースされた作品がこの「ソンス・ダ・ペルクッサオン=パーカッションの音」です。下のyoutubeを見ていただければお分かりになると思いますが、パンディロやビリンバウといったブラジル固有のものに拘らず世界中のパーカッションを自由に取り上げメタ・フォルクローレ、メタ・カルチャーな世界観を作り上げていく非常に興味深いユニットです。だからといってフォルクローレやカルチャーの匂いがないのかと言えば全く持って逆で、現代的な音作り(各楽器の録音状態の良さ、分離や位相など)がアマゾンの奥地でその地の閉ざされた民俗音楽を聴いているような感覚に陥らせるような凄みを生み出しています。もはやフォルクローレとかルーツといった言葉自体が意味を失いつつある昨今において当然といえば当然なのかもしれませんが、やはりナナ・ヴァスのような天然モノ(失礼)とスザーノ、カイート・マルコンデスのような非常に現代的なバランス感覚の出会いが良い化学反応を起こしている例だと思います。DJでかけても非常に反応がイイ一枚。

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ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
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※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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