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カテゴリー「BRA>MINAS」の記事一覧

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ALEXANDRE ANDRES / MACAXEIRA FIELDS



Alexandre Andrés / Macaxeira Fields について
マガジンハウスさんのウェブマガジン=webdacapoに拙文を寄稿しました。こちらからどうぞ 
5/29に発売された国内盤では、ベルナルド・マラニャオンの歌詞日本語対訳、アンドレ・メマーリのライナー日本語訳、そして日本盤オリジナルジャケットと輸入盤にはない魅力もありです。

 
商品情報はNRTのオフィシャルHPから


Alexandre Andrés / Ala Pétalo

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GRUPO INVENTOS / GRUPO INVENTOS


● GRUPO INVENTOS / GRUPO INVENTOS
INDEPENDENTE / BRA / CD / 2,400円(税込)

新世代ブラジル音楽シーンの中核をなす女流クラリネット奏者/作編曲家=ジョアナ・ケイロスによる管楽六重奏「グルーポ・インヴェントス」。メンバー6人はいずれも作曲家であり編曲家、そして複数の楽器をマスターするマルチ・インストゥルメンタリストというエリート集団。ともに音楽活動をするようになってから既に7年が経過、それぞれの音楽的才覚を磨きつつ作り上げていった音楽を一つの形に纏め上げたのが1stアルバムとなる本作である。
管楽器によるアンサンブルに重きが置かれるのが、ブラジルのオーケストラ編成音楽における伝統だ。本作で聴ける楽曲群は、まさにそういったブラジル音楽の伝統を継承しつつ、インヴェント=発明という意味をグループ名に冠する通り、他に類を見ない手法にてその音楽的可能性を拡張していく実験的かつ創造的な試みだ。
楽曲はメンバーのオリジナル曲が大半を占めるが、中には"Palinha pra Joana(Hermeto Pascoal)" ,"Choro(Egberto Gismonti)", "Realejo(Itiberê Zwarg)"といった偉大なる先人の楽曲を採用。ブラジル音楽をイノヴェイトし続ける姿勢がそのレパートリーからも明快に示されている。
冒頭"Coletâneas"の後半に現れるふと気の休まるようなコーラスを聴くと、彼らの音楽的探究心が、あくまで常に歌心を忘れないブラジルらしさの上に成り立っていることに気付くだろう。本作は「進化と秩序」を重んじる、まったくもって正統なブラジル音楽でもあるのだ。

Joana Queiroz: clarinet, bass clarinet,tenor sax, and Voice,
Victor Gonçalves: Alto Sax,Soprano Sax, Accordion, Piano and Voice ,
Thiago Queiroz: Baritone Sax, Alto Sax, Flute and voice,
Yuri Villar: Tenor Sax, Soprano Sax and Voice,
Jonas Correa: Trombone, Bass Trombone and Voice
Pedro Paulo Junior : trompa de marcha , Voice


FREDERICO HELIODORO / DOIS MUNDOS


● FREDERICO HELIODORO / DOIS MUNDOS

ミナス的な繊細さを継承しつつ、若き才能あふれるミナスにおいても独自の路線をゆくフレデリコ・エリオドーロのフル・アルバム。
フレデリコ・エリオドーロは、ベース奏者としてミナスを中心に活動する現在26歳という若き才能。ミナス音楽界の中堅ともいえる存在のアフォンシーニョを実の父に持つ。アントニオ・ロウレイロ(の作品にもフレデリコは参加している)周辺のブラジリアン・ジャズから、US/UKのポスト・ロック的な演奏まで幅広くこなし、ここ数年盛り上がりを見せるミナス新世代の中心人物でありながら、とりわけすフレッシュな感性の持ち主でもある。
そんな多才な才能をミナス産ジャズとして開花させたアルバムが、本作『ドイス・ムンドス』である。ギター、コントラバス、ドラム、ピアノという最小限のカルテットにて綴られる濃密なインストゥルメンタルは、例えるならカート・ローゼンウィンケルのようなNYジャズ・シーンともシンクロするもの。しかしその真骨頂は冒頭曲"Burian"で聴けるような、ミナスやサンパウロ、アルゼンチン一派の特徴ともいえる繊細なメロディやハーモニーにある。ミナス的伝統を継承しつつ、一方でミナスの州都ベロオリゾンチのような都市的な感性が強く息づいた独特の世界観は、これまでに紹介してきたアントニオ・ロウレイロ、ハファエル・マルチニ、アレシャンドリ・アンドレスetc といった面々ともまた違い、強烈な個性を発揮していると言えるだろう。
アミルトン・ヂ・オランダ・キンテートにも所属するダニエル・サンチアゴとの共同プロデュース。ライナーにはアンソニー・ウィルソン、レオ・ガンデルマンからの推薦文、そしてプロフィールにはギターを学んだアーティストとしてマイク・モレーノの名前もあり、フレデリコの立ち位置がおのずと見えてくる。本作が必聴というのはもちろん、若き才能あふれるミナスにおいても独自の路線をゆくフレデリコからは今後も目が離せない。

Federico Heliodoro - acoustic bass
Pedro Martins - guitar
Felipe Viegas - piano
Felipe Continentino - drums

JOANA QUEIROZ / UMA MANEIRA DE DIZER


● JOANA QUEIROZ / UMA MANEIRA DE DIZER
現在のブラジル音楽界のインストゥルメンタル・シーンにおいて確固たる存在感を見せるミナスの音楽家たち。アントニオ・ロウレイロ、ハファエル・マルチニ、フレデリコ・エロイドロ、アレシャンドリ・アンドレス、または彼らの形成するハモやミストゥラーダといった楽団は、昨年のロウレイロの『ソー』リリース以降認知度を一躍高め、ここ日本でもブラジル音楽ファンを超えた関心を集めている。
そのシーンの中心の一人として知られるのがこのジョアナ・ケイロスである。まずは彼女の紹介をしていこう。
クラリネット奏者であり作曲家。実はリオ生まれのリオっ子である。イチベレの楽団の一員として10年以上のキャリアを持ち、エルメート・パスコアールの『ムンド・ヴェルヂ・エスペランサ』への参加が最初の大きな仕事。グアルーリョス・フェスティヴァルというコンテストの作曲部門に入賞後、2008年にはマウリシオ・カヒーリョがディレクションを務めたフィーナ・エスタンパという実験的なショーロ・グループで録音。2010年から2012年にかけてはアルゼンチンではリリアナ・エレーロやアカ・セカ・トリオ、チリではシモン・ゴンサレス、ウルグアイではアリスマール・ド・エスピリト・サント、ウーゴ・ファトルーソと共演(更には自らのカルテットでも出演)を果たす。またヨーロッパでも演奏活動を行っており、イタリアではピアニスト&ヴォーカリストとともにクラン・アトランティコというグループでも活動、モニカ・サルマーゾとアンソニー・ウィルソンを加え、録音を終えたという。ハファエル・マルチニの新作『モチーヴォ』でも中心として活躍していた彼女は、まさに今のブラジルを代表する実力を持った音楽家なのである。
そんな彼女が2012年に自身のカルテットで録音したのが本作『ウマ・マネイラ・ヂ・ヂゼール』である。Joana Queiroz(ジョアナ・ケイロス-バス・クラリネット/作曲/アレンジ)、Bernardo Ramos(ベルナルド・ハモス-ギター/ヴォーカル)、Bruno Aguilar(ブルーノ・アギアール-ベース/ヴォーカル)、Antonio Loureiro(アントニオ・ロウレイロ-ドラム/ヴォーカル)で構成されるこのカルテットは、ロウレイロやハモ、ミストゥラーダと同じく、インストゥルメンタルと歌曲のコンビネーションによる音楽的可能性を追求することが大きな目標となっている。前述のロウレイロらに比べるとジャズ・カルテットという編成特有のシンプルな楽器のコンビネーションがダイレクトに伝わってくるのが特徴で、シコ・ピニェイロを中心とするブラジリアン・ジャズ・シーンのサウンドとも近く、幾分聴きやすいサウンドとも言えるだろう。#3のようなヴォーカル入りトラックやスキャットをフィーチャアした#7といった歌モノに耳が行きがちだが、その一方でしっかりと聴きこんでいくと、安易な解釈を許さないすこぶる高度な音楽性を有していることにも気が付く。ロウレイロの『ソー』収録楽曲をカバーした#9も大きな聴きどころだ。
規定のフォーマットに捉われることなく、常に先鋭的。現在のブラジル・インストゥルメンタル・シーンのハイ・クオリティっぷりを凝縮したような本作は、間違いなく2013年最大の話題作となるだろう。

○ soundcloudで全曲試聴可





Alexandre Andrés / Ala Pétalo


Alexandre Andrés / Ala Pétalo

今年のベストはコレです。
まさに21世紀版「クルビ・ダ・エスキーナ」。

詳細は追って。





ANTONIO LOUREIRO / SO についての記事をウェブ・ダカーポに書きました。



底知れぬブラジルの音楽シーンを象徴する、若き才能の驚くべきCD。
アントニオ・ロウレイロ 1枚目を凌ぐ『ソー』誕生

という記事をウェブ・ダカーポに書かせていただきました。こちらからどうぞ



RAFAEL MARTINI / MOTIVO


● RAFAEL MARTINI / MOTIVO
NUCLEO CONTEMPOLANEO / BRA / CD / 2,100円(税込)

アントニオ・ロウレイロ、ジョアナ・ケイロス、フレデリコ・エロイドロ、アレシャンドリ・アンドレス・・・。現在のブラジル音楽シーンにおいて確固たる存在感を見せるミナスの音楽家たち。アフォンシーニョやヘナート・モタらの次世代にあたる彼らだが、そんな中でもどちらかと言えば年長の部類であり、中心的存在となっているのがこのハファエル・マルチニだ。高橋健太郎氏によるミュージック・マガジン誌での「新世代南米特集」でも取り上げられ日本での知名度もグッと高まったが、そもそもアントニオ・ロウレイロらとともにミストゥラダ・オルケストラやグルーポ・ハモといったバンドで先鋭的な活動を続けてきたアーティストでもあり、才能あふれるミナスの若手たちの間でも一つ抜けた存在である。
初のソロ・アルバムとなった本作は、ハファエルが日頃より活動する仲間たちとともに都会から離れた田舎に集まり、短い期間でレコーディングされたという。録音現場の親密な空気も収めているあたりは40年前にリリースされたミルトン・ナシメント達の名盤『クルビ・ダ・エスキーナ』を連想させるところがある。
"Canção da Voz"に始まり、オーケストラのような緻密なアレンジとブラジルらしい歌心、そして高度でありながらも躍動感あふれる演奏が繰り広げられる全8曲。まさに今のミナス・シーンの若手達が作り出す音楽がたっぷりと収められている。全曲聴きどころに溢れているが、アカ・セカ・トリオのマリアーノ・カンテーロも参加し、コンテンポラリー・フォルクローレ的なリズム・フィギュアを取り入れた"Consuelo"(まるでプエンテ・セレステみたい!)、全盛期のエルメート・グループからエレクトリック・マイルスまでを彷彿させる混沌極まる"Convite"、優秀な女性歌手でありハファエルの奥様でもあるレオノラ・ウェイスマンが素晴らしいスキャットを聴かせる"Baião do Caminhar"がまずはオススメだ。とりわけ"Baião do Caminhar"は躍動するアレグリア(喜び)といった感じで何時聴いても高揚せざるを得ない。
オリジナリティに溢れていながらも決してアヴァンギャルドではない。連綿とつながる古今のサンパウロ~ミナス~ブエノス・アイレス・シーンの遺伝子が進化した最新型とでもいえばいいのであろうか。ブラジルの音楽が今世界で一番面白い。そう確信させてくれる彼らのシーンを切り取ったかのような本作は、間違いなく2012年を代表するアルバムとなるだろう。

【Musicians】
Rafael Martini - piano vo.     Alexandre Andrés -flute
Joana Queiroz - clarinet       Jonas Vitor - saxofone tenor
Felipe José - flute                  Trigo Santana - contrabaixo / cello
Antonio Loureiro - drums     Yuri Vellasco - drums
Edson Fernando - percussion
【Guest Musicians】
Marcos Frederico - bandolim (track #3)
Sérgio Krakowski - pandeiro (track #3)
Leonora Weissmann - vo. (track #2)


About

HN:
Eri
HP:
性別:
男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
【More Profile】
※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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