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10/21,22 - ANDRE MEHMARI & GABRIELE MIRABASSI



4月に初の単独公演を果たしたアンドレー・メーマリが、今度はイタリアのクラリネット奏者、ガブリエル・ミラバッシと来日してくれます。前回はピアノ・ソロのみのプログラムだったのに対し、今回はデュオということで、また違ったアンドレーのプレイが見られそう。圧倒的なテクニックとスピード感、イマジネイティブな即興に加え、今回は名手二人のアンサンブル構築の楽しみも加わります。本当に楽しみ。
○ ANDRE MEHMARI DISCOGRAPHY
※地道に更新しています。

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ANDRE MEHMARI & GABRIELE MIRABASSI

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10/21(FRI) 18:30 OPEN 19:00 START 
@サロン・テッセラ
東京都世田谷区太子堂4-22-6-4F
全席自由(75席)前売りのみ 5000円

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10/22(SAT) / 18:30 OPEN 19:00 START
@仙川アヴェニューホール
東京都調布市仙川町1-25-2 
仙川アヴェニュー 北プラザ2F
03-3305-5269
全席自由(130席)前売りのみ 5000円

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TICKET/INFO
・ pianohouse.mmg
(052-806-3023) pianohouse.mmg@gmail.com
・ OFFICIAL HP

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CD ● ANDRE MEHMARI, GABRIELE MIRABASSI / MIRAMARI

PR

HAMILTON DE HOLANDA, ANDRE MEHMARI / GISMONTIPASCOAL - A MUSICA DE EGBERTO E HERMETO


● HAMILTON DE HOLANDA, ANDRE MEHMARI / GISMONTIPASCOAL - A MUSICA DE EGBERTO E HERMETO
MICROSERVICE / BRA / CD / 2,200円(税込)

アンドレー・メーマリ(piano)、アミルトン・ヂ・オランダ(bandolim)という現代ブラジル音楽界を代表する二人の鬼才が、エルメート・パスコアールとエグベルト・ジスモンチの楽曲+彼らに捧げるオリジナル曲を演奏した作品。エルメート、ジスモンチそれぞれ一曲ずつ本人がゲスト参加というのも話題になりました。

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圧倒的なテクニックを持つアンドレーとアミルトンのアンサンブル。それゆえ時には近寄り難い雰囲気すら漂いますが、本作ではブラジルのフォルクローレに深く根差したエルメート&ジスモンチの楽曲を取り上げたことで、高貴さよりも演奏するアレグリア(喜び)が上回っているのがポイントでしょう。意味化不可能な流動物の如く、何物にも収まらず、クラシックのような繊細さとフリージャズのような滾るエネルギーが共存する様。それこそがブラジル音楽の魅力であると言えます。とりわけエルメートが参加したラスト・トラックは、ここ10年で一番好きな曲です。

○ アミルトン・ヂ・オランダのHPで、エルメートとのCD未収録セッションが聴けます!

+ANDRE_MEHMARI+

SERGIO SANTOS / LITORAL E INTERIOR


● SERGIO SANTOS / LITORAL E INTERIOR
BISCOITO FINO / BRA / CD / 2,500円(税込)

2011年ジョイス来日公演のゲストとして初来日を果たしたミナスのシンガー・ソング・ライター、セルジオ・サントスの通算6作目です。数曲で彼の長年の共作者であるパウロ・セザール・ピニェイロが詞を提供した他は、すべてセルジオ自身の手によるもの。これまでのセルジオ作品にも参加していたアンドレー・メーマリが#13を除きアレンジ兼ピアニストとして全編参加しているのがポイント(アンドレーの代表作の一つといってもいいでしょう)で、曲によりオーケストラを配すなど、セルジオの世界観を、より幅広い音楽性で表現しています。ジャケットのポートレイトに映るようなミナスの自然豊かな大地を賞賛するかのごとく、雄大な世界を繊細に紡いでいくセルジオ。その透き通った美しさに、聴くものは抱きしめられ、身も心も清められるでしょう。ジョビンの名作「Urubu」に並ぶ名作です。

+ANDRE_MEHMARI+

ALEXANDRE ANDRES / AGUALUZ


● ALEXANDRE ANDRES / AGUALUZ
NATURA / BRA / CD / 2,200円(税込)

アンドレー・メーマリやモニカ・サルマーゾ、ウアクチも参加したミナスの新進気鋭シンガー・ソング・ライターのデビュー作。ヴォーカルはけっして上手いとは言えませんが、繊細かつ複雑なハーモニーと、様々な楽器を駆使した独特の手触りは聴き応えがありますね。

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ミルトン・ナシメント、トニーニョ・オルタといった世界で活躍する才能を多く輩出するブラジル・ミナス州。近年もヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、セルジオ・サントスといった才能を筆頭に、サンパウロや隣国アルゼンチン人脈との交流も盛んに行うなど、様々な気鋭ミュージシャンが集い、商業音楽とは別の次元で芸術的な作品を世に送り続けている。世界的な視野で見渡してみても、ここまで面白い地域は他にないといえるだろう。そんなミナスからまたもや才能豊かなアーティストが現れた。それが今回紹介するアレシャンドリ・アンドレースである。ギター、フルート、ヴォーカルをこなすだけでなく、アレンジ、作曲も自ら行うマルチな才能を有するアレシャンドリのデビュー作は、彼の才能に魅せられたミナスやサンパウロの超一流ミュージシャン達がこぞって参加。デビュー作とは思えない完成度を誇る傑作となった。
冒頭曲"AGUALUZ"が流れ始めた瞬間、目の前に自然豊かなミナスの大地が現れ、鼻腔の奥に広がる鮮明な土の香りに眩暈すら覚えるであろう。アレシャンドリのギターとヴォーカルを基軸とした心地よいスウィング。そして、音の間を縫うように特徴的なタッチのピアノで色彩豊かに奏でていくアンドレー・メーマリのプレイも出色である。ギターやフルート、水や鈴の音なども駆使しながら多重録音でアンサンブルを構築する"ROSA"、ヴォーカル・アンサンブルによるイントロから独特の進行で一気に加速する"UIRAPURU"、ヴォーカルのみで世界観を構築できる才女、モニカ・サルマーゾが参加した"CADENCIA"。メーマリに負けじ劣らずなタッチのピアノを聴かせるFABIO WANDERLEYの貢献度も非常に高い。再びメーマリが参加しスピード感溢れるブラジリアン・ジャズを聴かせる"REVOAR"、水彩画を描くかのように鬼才SSWクリストフ・シルヴァのヴォーカルとメーマリのピアノが自在に絡み合う"HEROI"、創作楽器集団ウアクチが参加した独特のサウンドが神秘的な雰囲気を演出したラスト・トラック"NEVOA-NADA"・・・。
アレシャンドリのペンによる一筋縄ではいかない個性溢れる楽曲にインスパイアされながらも、更なる高みを目指し、一流ミュージシャン達が奔放にプレイするさまは一瞬たりとも聴き逃せない。常に新しいことに挑戦しながらも、雄大で生命力に溢れた音楽を作り上げていく「ブラジル音楽の良心」ミナス音楽シーンの縮図がここにあるとすらいえるだろう。

○ MY SPACE

+ANDRE_MEHMARI+

SWAMI JR. / MUNDOS E FUNDOS


● SWAMI JR. / MUNDOS E FUNDOS
BORANDA / BRA / CD / 2,400円(税込)

MPBファンであれば彼の名前を見るだけでついつい買ってしまう?セッション・ギタリストとして名を馳せ2007年に初めてのアルバムをリリースしたスワミ・ジュニオールの2ndアルバム。前作ではシコ・セザール、ヴァネッサ・ダ・マタ、ゼカ・バレイロ、ゼリア・ドゥンカン、ルチアナ・アルヴェスといったヴォーカリスト、更にはエドゥ・ヒベイロ(Drums)、シコ・ピニェイロ(Guitar)、ゼカ・アスンサォン(Bass)、トニーニョ・フェハグッチ(Accordeon)ら名手らが参加した上質の極みといった感じのMPBでしたが、本作はいい意味で期待を裏切るショーロ系INSTアルバムに仕上がりました。ビリンバウとパンディロの妖艶なイントロからスワミのエレガット、カヴァキーニョ、クラリネットまでが加わり展開していく#1、ただただ美しいギター・ソロ#2、ムジカ・リジェイラのブレーン、マリオ・マンガのチェロと、ゼカ・バレイロからサンディー&ジュニオールまでをサポートする鬼才ギタリスト、トゥコ・マルコンデスとのトリオによる前衛性とルーツ音楽の素朴な魅力が見事に結びついた#9など、ゆったりとしたテンポで、聴く者を優しく包むような音色を奏でていきます。ギター大国ブラジルの音楽的豊かさを体現するような、シンプルにして芳醇なモダン・インストゥルメンタル・アルバムといえるでしょう。

ANDRE MEHMARI / LACHRIMAE


● ANDRE MEHMARI / LACHRIMAE
ESTUDIO MONTEVERDI / BRA / CD / 2,600円(税込)

2003年に発表されたセカンド・アルバムの再発盤。ホジェーリオ・ボッカート(drums)、セリオ・バホス(double-bass)のトリオによる#1"Eternamente"に始まり、最新のトリオ作「アフェトゥオーゾ」のメンバーでもあるセルジオ・ヘジ(drums)、ゼー・アレシャンドリ・カルヴァーリョ(double-bass)とのトリオによる#2ジョビンの名曲"Dindi"、モニカ・サルマーゾ(vo)、ヂモス・ゴウダロウリス(violoncello)を迎えての神聖さすら漂う#4ミルトン・ナシメント名曲"Francisco"といったクラシカルな前半、ピアノの即興から演奏スピード感溢れるジャズへと突入するネルソン・カヴァキーニョ曲#5"Amor Perfeito"、"Eternamente"のピアノ・ソロ再演#6、ルカ・ハエーリ(clarinet)の優雅な調べを中心に美しい風景を描く#8"Uma Valsa em Forma de Avore"、Mônica Salmasoを迎えて再度演奏される"Eternamente"、今にも崩れそうなリズムで力強く聴かせる#13"Segundo Tema"、ピアノ・ソロで演じるラストのピシンギーニャの古典曲"Carinhoso"・・。圧倒的なテクニックと深い造詣に裏打ちされた繊細さと力強さを兼ね備えたメーマリのピアノが奏でるこれらの楽曲達は、リリースから10年近く経った今でも、簡単にその核心をさらけ出すことをせず、いかなる言葉による表現も空疎にしてしまうし、これからも安易な意味化を拒み続けるであろう。

+ANDRE_MEHMARI+

ANDRE MEHMARI / ...DE ALVORES E VALSAS


● ANDRE MEHMARI / ...DE ALVORES E VALSAS
TRATORE / BRA / CD / 2,500円(税込)

アンドレーの世界観が最大限に反映されたアルバム。ピアノ、バンドリン、クラリネット、オルガン、パーカッション、ヴィオラ、チェロ、シンセなどなど、17以上もの楽器を自ら演奏。曲によってはサポートを迎えながら、多重録音で作り上げたヴァルス=ワルツ集。西洋のクラシック音楽由来の洗練された美しさで、昨今のネオ・クラシカル・ブームに通ずる存在としても語られるアンドレーであるが、彼の音楽性が一言で片付けられるようなものではないことは、本作を聴けば明らか。クラシックを出自にブラジルへと伝わったサロン音楽ヴァルスをテーマとしながらも、電子楽器を巧みに融合するなど、その響きには現代らしい毒が。全体を覆う圧倒的な透明感の中にも、底知れぬアンドレの特殊性がしっかりと感じられる新次元の「音響派」アルバムである。セルジオ・サントス、モニカ・サルマーゾ、ゼー・ミゲル・ヴィズニッキ、テコ・カルドーソ他の参加も彩を添えている。

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男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
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※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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