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UniMúsiCa

Unique,Universal,Universe Musics from Latin America,and more.

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RENATO BRAZ, NAILOR PROVETA, EDSON ALVES / SILENCIO - UM TRIBUTO A João Gilberto

ディレクターとして関わらせていただいている "ALMA BRASILEIRA" レーベルの第一弾がいよいよリリースされます。

3人の名手による正統派ジョアン・ジルベルト・レパートリー集。

ジョアンの ”シレンシオ” 、そして古きよきブラジル音楽のサウダーヂを見事に表現した一枚です。ブラジル音楽ファンなら絶対に気に入っていただける作品だと思います。是非!



● ヘナート・ブラス、ナイロー・プロヴェッタ、エドソン・アルヴェス / シレンシオ~ジョアン・ジルベルト・トリビュート
- RENATO BRAZ, NAILOR PROVETA, EDSON ALVES / SILENCIO - UM TRIBUTO A João Gilberto -
ALMA BRASILEIRA / CD / 2014年12月03日発売 / 2,700円(税込)

■Musicians
Nailor Proveta – saxofone e clarinete
Renato Braz – voz
Edson Alves – violão

史上最高のジョアン・ジルベルト・トリビュート・アルバム。
ジョアンの「シレンシオ(静寂)」を再現することに成功した唯一の作品が、待望の国内盤リリース。

モニカ・サルマーゾらと並び現在のMPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)界で高く評価される男性シンガー、ヘナート・ブラスがジョアン・ジルベルトのレパートリーを唄った珠玉の作品。エドソン・アウヴェス(ギター)、ナイロール・プロヴェッタ(クラリネット)という二人のメストリ(マスター)を迎えた余白を大切にした編成は、ボサノヴァの「シレンシオ=静寂」、そしてジョアンが大切にした古きよきブラジル音楽の「サウダーヂ」を表現することに最も成功したアルバムといえる。

シレンシオ=静寂と題された、このジョアン・ジルベルト・トリビュート作品のレコーディングが決定したことを受け、ジョアン・ジルベルトの甥である映画監督ゼカ・フェヘイラが本CDのメイキング映像「エンサイオ・ソブリ・シレンシオ」を製作。ブラジルの文化系テレビ局カナウ・ブラジウも出資し、ドキュメンタリー映画として放映したところ好評を博した。いよいよ、そのCDがリリースされる。なお、この録音はジョアン・ジルベルト本人も耳にし、非公式ながら気に入っているという旨のコメントを残しているとのことだ。

▼SILENCIO - MAKING


【TRACK LIST】 ★:国内盤のみボーナス・トラック
1. Pra que discutir com madame? (Janet de Almeida / Haroldo Barbosa)
2. Preconceito (Marino Pinto / Wilson Batista)
3. Eu sambo mesmo (Janet de Almeida)
4. Avarandado (Caetano Veloso)
5. Acapulco (João Gilberto) - instrumental ★
6. Estate (Bruno Martino / Bruno Brighetti)
7. Besame mucho (C. Velazquez)
8. Doralice (Antônio Almeida / Dorival Caymmi) - Instrumental
9. Acontece que eu sou baiano (Dorival Caymmi) ★
10. Bahia com H (Denis Brian)
11. Eu vim da Bahia (Gilberto Gil)
12. Caminhos cruzados (Newton Mendonça / Tom Jobim)
13. Farolito (A. Lara)
14. O grande amor (Tom Jobim / Vinícius de Moraes)
15. Louco (Henrique de Almeida / Wilson Batista)
16. Cordeiro de Nanã (Mateus / Dadinho)

■ヘナート・ブラス Renato Braz (ボーカル、ギター)
1968年サンパウロ生まれ。1996年のデビュー・アルバムRenato Brazに収録されたAnabelaがヒットしてその美しい歌声が注目を浴びる。2002年のビザ・ブラジル音楽賞を受賞して一流アーティストの仲間入りをし、音楽界にその名を広く知られるようになる。2004年にソプラノサックス奏者ポール・ウィンターと共演してアメリカでのデビューを果たし、2008年のポール・ウィンター東京公演にもゲスト出演。2014年には8枚目となる本作を発表するほか、日本の童謡集を制作する構想もある。
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12/6(sat) ミナス音楽を極める~新世代編~ @ NO TRUNKS 国立



12/6(sat) ミナス音楽を極める~新世代編~ @ NO TRUNKS 国立

アントニオ・ロウレイロのブレイク以降、ブラジルはミナス・ジェライス州の音楽が注目を浴び "ミナス新世代" などと呼ばれていますが、そこには多種多様なアーティストが活動しています。

今回は現在のミナス・シーンの全貌を一度整理しつつ、実際にどういった音楽を奏でているのかを"ボイス・オブ・ザ・シアター"と呼ばれるALTECの名器を揃えるノートランクスさんで試聴します。

ゲストには11月にミナス発のブラジリアン・ニューフォーク・アーティスト、ジェニフェル・ソウザの『永遠でないもの』を国内盤リリースするコアポート・レーベル・オーナーの高木洋司さんを迎えます。

司会:江利川侑介(diskunion)
ゲスト:高木洋司(コアポート・レーベル代表)

チャージ500円
19:30~23:00ごろまで 休憩を挟んで

TEL 042-576-6268
〒186-0004 東京都国立市中1-10-5・5F
http://notrunks.jp/
http://notrunks.jp/main/map1.htm





"Artigo de Luxo" Sergio Santos / Mulato (1998)より 
作曲 Sergio Santos 作詞 Paulo César Pinheiro
Rodolfo Stroeter (b), Tutty Moreno (dr), Guello (per), André Mehmari (p), Teco Cardoso (soprano sax) e Sergio Santos (vo/g).


"ESTAÇÃO FINAL" KRISTOFF SILVA / EM PE NO PORTO(2010)より
作詞作曲 Kristoff Silva
Kristoff Silva (g/vo)
Antonio Loureiro (vib/dr)
Pedro Durães (prog/acordeon)
Pedro Trigo Santanta (contrabass)
Rafael Martini (per/g)

"Mar deserto (com Uakti)  " Paula Santoro / Mar do Meu Mundo(2012)
作詞作曲 (Kristoff Silva/Makely Ka)
Artur Andres (arr/fl/torre/marimba d'angelim)
Decio Ramos (marimba de vidro/grande pan/darbuka/torre/marimba d'angelim)
Kristoff Silva (g/vo)
Alexandre Andres (fl)
Paula Santoro (vo)

"José no Jabour" Misturada Orquesta / Misturada Orquesta (2011)
作詞作曲編曲(Rafael Martini)
Mauro Rodrigues, Marcela Nunes (fl)
Alexandre Silva (cl)
Vitor Melo Lopes (oboe)
Flávio Freitas (cl)
Jonas Vítor e Estevão Reis (saxfones)
Gilberto Junior (tr)
Alaécio Martins (tb)
Leonora Weissmann, Raquel Liboredo e Leopoldina (vo)
João Antunes (el-g/g)
Rafael Macedo (p/g)
Rafael Martini (p/acc)
Pedro Maglioni (el-b)
Pedro Trigo Santana (contrabass)
Yuri Vellasco (dr)
Mateus Oliveira (vib/per)

"Baião do Caminhar" Rafael Martini / Motivo (2012)
作曲 (Rafael Martini)
Rafael Martini (p/vo)
Alexandre Andrés (fl)
Joana Queiroz (clarinet)
Jonas Vitor (saxofone tenor)
Felipe José (fl)
Trigo Santana (contrabass/cello)
Antonio Loureiro (dr)
Yuri Vellasco (dr)
Edson Fernando (per)
Leonora Weissmann - (vo:track #2)

"Coreia" Antonio Loureiro / Antonio Loureiro (2010)
(作詞作曲) Antonio Loureiro
Fabiana Cozza (vo)
Daniela Ramos (rum-pi/taboca)
Mateus Bahiense (rum/taboca/gan) 
Antonio Loureiro (dr/g/p/marimba/le/sinos/unhas/tupa/xequere)
Pablo Souza (bass)
Mauricio Loureiro (cl)
Felipe Jose (violoncelo)
Daniel Pantoja (fl)

JENNIFER SOUZA / IMPOSSÍVEL BREVE


JENNIFER SOUZA / IMPOSSÍVEL BREVE

11/19に国内盤としてコアポート・レーベルから発売されるジェニフェル・ソウザの初ソロアルバム『永遠でないもの』のライナーノーツを執筆いたしました。
http://www.coreport.jp/catalog/rpop-10006.html

アントニオ・ロウレイロ・バンドのジャズメンががっちりサポートした、ブラジリアン・ニューフォーク。今のミナスを象徴するような実に高いクオリティを誇る作品です。



I wrote the liner notes for Japanese edition of Jennifer Souza 's 1st album "Impossível Breve" which will be released by CORE PORT label on Nov 19.
I think that "Impossível Breve" is symbolic of high-quality music scene of Minas Geraes

というわけで、今年もたくさんのリリースがあったミナスの新しい音楽を聴くイベントを国立のノートランクスさんでやります。こちらも宜しければ是非。レジュメ作ります。
http://unimusica.blog.shinobi.jp/event/masterclassofmusicminas

MAKELY KA / CAVALO MOTOR


● MAKELY KA / CAVALO MOTOR / CD / 2,376円(税込)

アントニオ・ロウレイロやクリストフ・シルヴァといったミナス新世代を代表するアーティスト達と共作を重ねる作曲作詞家=マケリー・カー。1970年代にミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスにより提唱されたゆるやかなムーヴメント「クルビ・ダ・エスキーナ」の2000年版「ヘシクロ・ジェラウ」。その中心にいたのがクリストフ・シルヴァ、パブロ・カストロ、セルジオ・ペレレ、そしてこのマケリー・カーといった現在のミナス新世代シーンの中心として活躍する面々である。マケリーはその代表格としてクリストフ、パブロとのヘシクロ・ジェラウの旗揚げ的作品『オウトラ・シダーヂ』に参加。その後もソロ・アルバムを2枚残すほか、主に詩人としてミナスの芸術的音楽シーンの柱として現在まで活躍。アントニオ・ロウレイロ、クリストフ・シルヴァほか現在のミナス新世代の作品に幾度となくクレジットされている人物である。

そんなマケリーの2014年最新作がこちら。ミナス・ジェライスの広大なセルタォン(内陸に広がる旱魃地帯)を1,680キロメートル、2012年の7月から12月までなんと自転車で旅をしながら得たインスピレーションや録りためたテイクをベースに作成されたという。ユニークな経緯ではあるが、ブラジルを代表する文豪ジョアン・ギマランエス・ホーザを例に挙げるまでもなく、セルタォンはブラジルの芸術にとって欠かせない要素の一つ。詩人としての側面も強いマケリーらしい作品と言えるだろう。

マラカトゥやフォホーといったリズムに、伝統的な横笛ピファーノ、そして無骨なマケリーのヴォーカルが絡み合う、オーティックなノルデスチ系サウンドに電子音が揺蕩う「超現実的内陸サウンド」に始まり、"ガーシュインのためのバイアォン"などマケリーらしい捻りの利いた楽曲、管弦楽アンサンブルをバックにギター一本で歌う夜想曲風、ミナスの創作楽器集団ウアクチの楽器を使用した曲、「ヘシクロ・ジェラウ」~サンパウロ前衛派の流れを汲む現代音楽的な響きを包含した楽曲まで...。

音楽的な部分においてミナス新世代の粋と言える高度な部分が存分に注ぎ込まれているのは当然だが、これまで断片的にしか語られてこなかったミナスという地の音楽を、本作は地理的にも歴史的にもよりダイナミックなレンジで捉えている点が何よりも凄い点であろう。ミナス新世代の真打に相応しい、2014年を代表するモンスター・アルバムの誕生である。

書籍 ブラジル・インストルメンタル・ミュージック・ディスクガイド / Livro - Guia da Música instrumental Brasileira



こちらの本にディスク・レビュー&コラムを寄稿しました!
掲載作品を紹介する記事をweb dacapoさんに寄稿しました!web dacapo

●ブラジル・インストルメンタル・ミュージック・ディスクガイド
ショーロ、ボサノヴァからサンバ・ジャズ、コンテンポラリーまで
◇ウィリー・ヲゥーパー(監修)
DU BOOKS / 2014年8月8日発売 / 2,300円+税
◇A5/並製/208ページ(オールカラー)

日本でも根強い人気を持つブラジル音楽。「歌の国、ブラジル」といわれている一方で、ブラジルの楽器奏者のレベルは欧米とも引けを取らないばかりか、それ以上のレベルのアーティスト達が存在する。本書ではあえてインストルメンタルだけに絞り、20世紀初頭に誕生した即興楽器楽音楽であるショーロからボサノヴァ、ブラジル音楽、ワールド・ミュージック、サンバ・ジャズなど1950年代から現代までの重要盤約650枚を紹介いたします。また、ブラジル音楽の貴重なエピソードやコラム、写真なども掲載!

<目次>
・序文
・ブラジル楽器説明
・第1章 重要アーティスト
・第2章 1950年代
・第3章 1960年代
・第4章 1970年代
・第5章 1980年代
・第6章 1990年代
・第7章 2000年代
・第8章 2010年代
・第9章 海外録音

特別寄稿1 - 伯国インストルメンタル・グループの変遷
特別寄稿2 - ブラジル人アーティストが選んだブラジル音楽インスト名作

コラム1 - SP時代のインスト・プレイヤー
コラム2 - 歌うインストルメンチスタの作品
コラム3 - ブラジル音楽に憧れた北半球のジャズマン達
コラム4 - O Grande Encontro ~ 共演作品
コラム5 - ミュージシャンの為のブラジル音楽演奏の心得
コラム6 - ブラジルのインスト系インディーズ・レーベル
コラム7 - サンパウロのインスト系ライヴ・ハウス案内
コラム8 - ブラジルの音楽学校事情~サンパウロ編
コラム9 - ブラジルで活躍する日本人演奏家の作品

◆執筆陣
坂尾英矩 / 長谷川久 / 貝塚フォンフォン / Q.K. / 島田愛加 / 森朗 / 堀内隆志
/ スギモトヒロユキ / 副島泰嗣 / 山根幸洋 / 江利川侑介 / Willie Whopper
【監修】ウィリー・ヲゥーパー(Willie Whopper)
ブラジル音楽フリーペーパー「ジョルナル・コルデル」編集長。ブラジル情報発信スペース「Aparecida」(東京・西荻窪)オー ナー。ブラジル訪問歴14回。現地在住ブラジル人アーティスト達と直接交流し独自の情報網を持つ。著書にブラジルCDガ イド『ムジカ・モデルナ』(アスペクト)、 ブラジル音楽ガイド『リアルブラジル音楽』(ヤマハミュージックメディア)、 『ボサノヴァの真実』(彩流社)、『音楽でたどるブラジル』(彩流社)がある。2011年9月、第1回 ブラジリアン・プレス・アワード音楽部門受賞(日本人で唯一人)。















Iventのお知らせ~ 4/19(sat) 現代ブラジル"ミナス派"を聴く。四ッ谷いーぐる 連続講演 第528回 開催いたします。


4/19(sat) 15:30 start @四ッ谷いーぐる 連続講演 第528回

現代ブラジル"ミナス派"を聴く。
~アントニオ・ロウレイロ、アレシャンドリ・アンドレス、クリストフ・シルヴァを中心に~


▽概要
音楽家・音楽理論家、濱瀬元彦氏が推薦するブラジル音楽を、老舗ジャズ喫茶「いーぐる」で聴く試聴会第二弾。今回は最高水準の音楽をリリースし続けるブラジル・ミナス州の音楽家の中から、その中心となっているアントニオ・ロウレイロ、アレシャンドリ・アンドレス、クリストフ・シルヴァの三人に焦点を当て、彼らの音楽を紹介します。また今回はゲスト講師としてミナスの音楽家達と親交が深く自身のレーベル=NRTよりアントニオ・ロウレイロ、アレシャンドリ・アンドレスの作品をリリースしている成田氏を迎え、活況呈するミナスのシーンについてより深く迫ります。(ギンガを中心に据えた、前回の公演についてはこちらから。)


▽日時・場所
4/19(sat) 15:30 start
四ッ谷 いーぐる
東京都新宿四谷1-8 TEL 03-3357-9857 
http://www.jazz-eagle.com/information.html


▽講師

濱瀬元彦
1952年生まれ。慶應義塾大学中退。1976年よりアコースティックおよびエレクトリック・ベース奏者として数々のジャズ・グループで活躍。録音参加作品多数。フレットレス・ベースの新しいスタイルを確立した。1982年に実験的音楽ユニット「ラーゲル」を結成し、1985年まで音楽の新しいフォーマットを模索し続けた。その後、ソロ活動を開始し、5つのソロアルバムを発表。現在は、「E.L.F Ensemble+菊地成孔」を結成して音楽の新しい可能性を切り開いている。著書は『ブルー・ノートと調性』(1992年、全音楽譜)、『チャーリー・パーカーの技法―インプロヴィゼーションの構造分析』(2013年、岩波書店)他、多数。http://www.lung-inc.com/m_hamase/japanese/japanese.html

成田佳洋 
レーベルNRT代表プロデューサー。ときどき文章。静かな音楽祭<sense of quiet>主催(東京・鎌倉・ブラジル/ミナスにて開催)。http://www.nrt.jp/index.html
同名のインターネットラジオ番組を監修・選曲。http://www.JJazz.Net  
電子書籍ERISに連載「クワイエット・ボーダー」を寄稿。http://eris.jp

※公演詳細・関連作品のリリース情報など随時upいたします。

柳樂光隆さんの監修した「Jazz The New Chapter - Robert Glasper & The Other Innovators」(シンコー・ミュージック)に執筆しました


お知らせです。

柳樂光隆さんの監修した「Jazz The New Chapter - Robert Glasper & The Other Innovators」(シンコー・ミュージック)に執筆しました。
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diskunion

 * * *

この本はジャズの本ですが、これまでのジャズ本と大きく違い、ニルヴァーナ、レディオヘッド、ビョーク、ジェイディラ、トータスにフライング・ロータスといった、90年代以降に共通言語といえるほどにたくさんの人々に聴かれた非ジャズ音楽が重要なキーワードになっています。

まあ、当たり前といえば当たり前ですね。本作に掲載されているジャズ・ミュージシャン達も我々と同じような音楽を聴いてきたわけですから、ジャズというフィールドにもその影響が当然反映されています。主軸となっているヒップヒップ以降のリズム感覚がジャズに与えた影響については言うまでもなく、一例を挙げるならば、P122以降の「"今"を彩る100枚のアルバム」に掲載されているベン・モンダー、ラフィク・バーティア、ギラッド・ヘクセルマンなどは、パット・メセニーやカート・ローゼンウィンケル以降を切り開く新世代のジャズ・ギタリストですが、一方でインディーロックやポストロック的な感覚でも充分に聴くことのできるアーティストです。

入り口は人それぞれでしょうが、90年代以降に熱心に音楽を聴いていた時期がある方なら、誰しもが興味深く「今のジャズ」にアクセスするこのができる。そんな優れたガイドブックとなっています。

 * * *

ジャズの歴史はこの20年間白紙に等しかった、というイントロダクションを読み、本書の執筆がいかに大変かを改めて察しました。ジャズというカテゴリーに縛られず、20年の間に起きた様々な音楽的革新とその影響を考察し、ジャズの歴史を再定義する...。この膨大な作業は、ジャズだけでなくヒップホップやクラブ・ミュージック、南米音楽にインディーロックまで様々な音楽を聴きまくっている柳樂さんでないと為しえなかったでしょう。

そして、今のジャズがいかに面白いか、いかにやばいかを単純明快に伝えよう、そんな至極真っ当なジャーナリズムがベースとなっているからこそ、本誌の中心はロバート・グラスパーなのでしょう。「いかに届けるか」を重要視し、実際にもっともヒップなアメリカ音楽シーンの最先端でジャズ・ミュージシャンの優位性を証明している象徴的存在こそグラスパーなのだから。

 * * *

というわけで、僕はP152以降の「ワールド・ジャズの新しい勢力地図」に掲載されている何枚かのアルバムについてレビューを書いています。選盤を担当したのはワールドミュージック・カテゴリーで主に活躍されている音楽ライターの吉本秀純さん。ワールドだけではなくスタジオヴォイス誌ではジャズのレビューも担当されていたという吉本さんは当然ジャズにも造詣が深く、とても真摯に世界中の「今」の音楽シーンを多角的に見つめ続けてきた方です。"音楽業界の眠れる怪物"(by柳樂氏)によるセレクション、そしてそれぞれのレビューはジャズに新たな視点をもたらしてくれるでしょう。是非手にとって読んでみてください!

 * * *

The new guidebook about JAZZ in the 21th century named "Jazz The New Chapter - Robert Glasper & The Other Innovators" was published in Japan.
It is supervised by Jazz Journalist Mitsutaka Nagira, and Robert Glasper, Jose James, Esperanza Spalding, Kurt Rosenwinkel, and more many musicians and 300 NEW
JAZZ discs after Nirvana, Radiohead, J Dilla, Bjork, Tortoise, Flying Lotus are appeared in this guidebook.

I wrote some music reviews about following musicians in the section "The newest map of WORLD JAZZ" . All 60 discs were selected by music journalist Hidesumi Yoshimoto. 

Okay Temiz(Turkey)
Sachal Jazz Ensamble(Pakistan)
Anoushka Shankar(India)
Ernesto Jodos(Argentina)
Melina Moguilevsky(Argentina)
Jean Pierre Magnet Y Serenata De Los Andes(Peru)
Marta Gómez(Colombia)
Ricardo Gallo Cuarteto(Colombia)
David Murray And Gwo Ka Masters Featuring Taj Mahal(Guadeloupe)
Mario Canonge(Martinique)
Getatchew Mekurya & The Ex & Friends Terp(Ethiopia)
Samuel Yirga(Ethiopia)
Chano Domínguez(Spain)
Black Wax(Japan) 

And Andre Mehmari and Antonio Loureiro also appeared in this section with Avishai Cohen, Tigran Hamasyan and more.

About

HN:
Eri
HP:
性別:
男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
【More Profile】
※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
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