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ANTONIO LOUREIRO / SO


● ANTONIO LOUREIRO / SO

濱瀬さんの件の記事でも取り上げられていたミナスのSSW/マルチ・インスト奏者、アントニオ・ロウレイロの新作。高橋健太郎さんが彼の1stをMM誌の年間ベストに挙げたときは、タワレコとかでも随分と売れたようです。イエス、ジェネシスからブラッド・メルドーをはじめとする様々な音楽からの影響と、ブラジルの伝統的なスタイルの歌唱方法が共鳴しているというアントニオ・ロウレイロの音楽。なんとまだ26歳。曲も歌も良くてどの楽器も半端なく上手いって、恐るべき化け物ですよ。



LABEL WEBSITE LINK

featurring:
Tatiana Parra (voz), Pedro Durães (programações eletrônicas), Frederico Heliodoro (baixo elétrico), Rafael Martini (acordeon e vozes), Trigo Santana (contrabaixo), Alexandre Andrés (flautas), Daniel Santiago (violão), Sérgio Krakowski (pandeiro) e dos argentinos Santiago Segret (bandoneon), Andrés Beeuwsaert (piano).



● ANTONIO LOUREIRO / ANTONIO LOUREIRO
INDEPENDENTE / BRA / CD / 2,100円(税込)

作編曲にはじまりピアノ、ギター、ヴィブラフォン、マリンバ、ドラム、パーカッション、ヴォーカル、自然音を一人で演奏した1stはこちら。加えてリーダー作などはリリースしていないものの素晴らしい演奏技術を披露してくれるミナスの若手ミュージシャン達もサポート。曲によってクリストフ・シルヴァ、ファビアーナ・コッツアやアンドレ・メマーリらがゲスト参加しています。

 

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ANDRE MEHMARI ,CHICO PINHEIRO,SERGIO SANTOS / TRIZ


● ANDRE MEHMARI ,CHICO PINHEIRO,SERGIO SANTOS / TRIZ
RIP CURL / JPN / CD / 2012年09月23日発売 / 2,400円(税込)

国内盤のライナーノーツを担当しました。追い続けてきた3人について書いてます。ブラジルは世界一の音楽大国!と改めて実感させられる素晴らしい一枚です。
これは2012年ブラジル音楽シーン最大級の事件!現代ブラジル音楽をイノヴェートし続ける3人の実力者による、夢の合作アルバムが遂にリリース。フレーズの1つ1つから溢れ出るクラシックの優美さ、ジャズの高揚感、サンバ~ショーロの瑞々しさ、そしてミナスの歌心・・・。各々の実力と個性が高次元で融合した、端正かつ鮮やかな傑作の誕生。
ブラジル若手No.1ピアニストとしての評価は不動、今まさにアーティストとして充実期を迎えているアンドレ・メマーリ。ブラジル音楽シーンの中核にいながら、米ジャズ・シーンでも活躍する若き天才ギタリスト、シコ・ピニェイロ。アフロ・ブラジルをベースに、洗練の極みともいえる良作を発表し続けるミナス屈指の才能、SSWセルジオ・サントス。この3者による共作という、昨今のブラジル音楽シーンに注目しているリスナーなら驚愕必至のアルバムがリリース!
それぞれが曲のアイデアを持ち寄り、3人で完成させていったという全14曲を収録。優美な旋律とそれを彩る洗練されたハーモニー、豊かな音楽的バックグラウンドに裏打ちされた高度なアレンジ、ミナスの情感溢れるサントスの歌唱、プレイヤーとしての矜持を感じさせるメマーリやピニェイロによるスリリングなソロ・パートまで、各々の実力と個性が高次元で融合した、聴く程に惹き込まれる充実作。
ゲスト・プレイヤーには、メマーリと共演した来日公演も記憶に鮮やかなガブリエーレ・ミラバッシ(クラリネット)、3人が大きな信頼を置く実力派ドラマー、エドゥ・ヒベイロなど。録音は、最近のメマーリ作品のレコーディングが全て行われているメマーリ所有スタジオ「Esutudio Monteverdi」にて、2011年12月から2012年3月に渡って行われた。
(メーカー・インフォメーションより)

PEDRO MORAES / CLAROESCURO

 
● PEDRO MORAES / CLAROESCURO
ROB DIGITAL / BRA / CD / 2,500円(税込)

3年ぶりに聴いてあらためていいと思ったペドロ・モラエスの「CLAROESCURO」。2008年作に6曲の新録を加えて再発されました。先日のミュージック・マガジンで紹介した作品とはまた違う”ひねくれた”楽曲を書く人だが、好メロディのサンバ作曲家としても定評あり。鬼才にしてポップな新世代MPBの重要なSSWです。カエターノが先鋭性を失わずにいたらこうなっていたかも。

+ + +

ペドロ・モラエスは、2000年頃よりプロ・キャリアをスタートさせたサンバ・ギタリスト/シンガー。彼を中心とした若手サンバ・クアルテート「E COM ESSE QUE EU VOU」での活動で頭角を現し2007年にアルバムを発表。エルトン・メデイロス、ネルソン・サルジェント、デルシオ・カルヴァーリョ、カルリーニョス・ヴェルゲイロといったサンバ界の偉人との共演を果たし、そのクオリティは高く評価された。また、ソロ・アーティストとしては2008年に本作と同名の自主制作アルバム「Claroescuro」をリリース。日本にもごく僅かな数量が流通し、熱心なファンの間で支持された。
そして、本作「Claroescuro」。実は、現在では入手困難となっている2008年のソロ作全8曲に、2010年までに新たにレコーディングした6曲を加え、サンバ系の名レーベル、ROB DIGITAL社がリパッケージしたもの。カイーミ、ジョビン、シコ、ルイス・ゴンザーガなど、多岐にわたるブラジル音楽に感化されたオリジナル楽曲をはじめ、レノン=マッカートニのカバーにまで及ぶ見地も肝。


2008年オリジナル・アートワーク

○ OFFICIAL SITE
○ MY SPACE が聴ける音源が充実してるかな。

ミュージック・マガジン誌2012年6月号 高橋健太郎氏による特集「ラテンの意味が書き換えられる!」にディスク・レビューを寄稿しました。


■ MUSIC MAGAZINE 2012 / 6月号 / 700 円(税込)
高橋健太郎氏による南米音楽特集記事が掲載されました!私もディスクガイドにて拙文を寄稿しております。

<特集 ラテンの意味が書き換えられる!>
南米各地から聞こえてくるプログレッシヴな音楽の魅力(高橋健太郎)

今回のミュージック・マガジンは高橋健太郎氏による南米音楽特集!
日本の大きなメディアでこれまでに紹介されてこなかったリオやサンパウロ以外のアーティスト達が形成するブラジルの音楽シーンを中心に、アルゼンチンやチリ、ウルグアイなどとの国境を越えた連帯、そして各国の文化政策や音楽コンテンツ産業にも言及。今南米の音楽はなぜオモシロイのか?そしてその裏で何が起きているのか?南米音楽の今を紐解きます。ご意見ご指摘があれば是非お気軽に私まで。(江利川)

ディスク・ガイド(高橋健太郎氏、江利川侑介)

<一部未CDリリースのものを除く掲載アイテムはこちら/画像クリックで商品ページに飛びます。>

ITO GORO / GLASHAUS


● ITO GORO / GLASHAUS
SPIRAL RECORDS / JPN / CD / 3,000円(税込)
「今の空気」を感じるアルバムだ。ナオミ&ゴローでの名声、そしてアンドレ・メマーリ、ジョルジ・エルデル、ジャキス・モレレンバウムらが参加、東京とリオ・デ・ジャネイロ録音。これらの要素ゆえブラジル音楽の範疇で語られることも多いであろうが一般的なブラジル音楽のギター作品=グルーヴ感溢れるアルバムとは全く違うのが本作の面白いところだ。例えばアンドレとのデュオM1は、音域の似たギターとピアノによるハーモニーに対し常に細心の注意を払いながらも、それぞれがソロを取り合っていく楽曲。シンプルだがとてもデュオとは思えない残響音までも計算しつくした録音の妙、音色の美しさは部屋の空気を一変させてしまう存在感がある。ジョルジ・エルデル(コントラバス)とのデュオで綴られるM2は更に面白い。M1と同じくテーマ部からそれぞれのソロへという展開は同じであるが、どちらかと言えば地味な役割を演じることの多いジョルジのコントラバスの方が明らかに饒舌なのだ。伊藤ゴロー氏のギターは、上質な絹のように繊細であるがミドル・テンポのフレーズは決して饒舌ではなく、まるで指揮者のように全体に配慮しながらも共演者に気持ちよく演奏させているようである。ではギター・ソロのM4はどうだろう?やはりここでも感じるのはギタリストとしてのジャズやロック的な我というよりも、ひとつひとつの音に対する音色/ハーモニー/残響音へのこだわりだ。帯にも「クラシック・ギターの演奏を軸としてのぞんだ」とある通り、もしもギターだけを聴くのであれば、これはクラシックですよと言ってしまったほうがいいのかもしれない。しかし本作が一筋縄ではいかないのは、抑制されたことで浮かび上がる微細な個性であったり、抑制が生み出す和への透徹した美意識(sense on "quiet"の言葉を借りれば「クワイエットな熱狂」)が反映された結果、普遍的かつ個人的なフィクションとして非常に完成されているからであろう。

○ official site

DJ - INVENTORY *ensemble of brasil*


昨年の11月に続き2回目。光栄ですが緊張です!
美味しいお酒とコーヒー、そして上質の音楽を提供してくれる渋谷のバー、Bar MusicでDJをさせていただくことになりました。主宰は大島 忠智(IDEE Records)さんですが、今回は諸事情により欠席となる大島さんの変わりに主宰を務めさせていただくことになりました。一人では心もとないので、ゲストにはジャズ・ライターの柳樂光隆氏を迎えます。幅広い音楽を聴いている方なので個人的にも凄く楽しみにしてます。

個人的にもたまにふらっと一人で立ち寄ってるお店ですが、とにかくここは音がイイんです。とりわけCDやレコードに詰め込まれた情報量を解放してあげるような音域の広さと音の柔らかさは、気持ち良すぎて思わず無言になってしまうほど。渋谷でこんなにきっちり音楽の聴ける店は他にないんじゃないかなと思います。

良い音楽を聴きに、是非遊びに来てください。

+ + +

INVENTORY~ensemble of brasil~

4/11(WED) 20:00 OPEN 25:00 CLOSE
@Bar Music
150-0043東京都渋谷区道玄坂 1-6-7-5F.
03-6416-3307
[DJ] 江利川 侑介(disk union) ・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ] 柳樂光隆


CD CONCERTs - 『エグベルト・ジスモンチを極める』 @国立NoTrunks

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『エグベルト・ジスモンチを極める』

[講師] ケペル木村
[ゲスト] 柳樂光隆, 江利川侑介

4/29(SUN) 18:30 OPEN
@ 国立NoTrunks
186-0004 東京都国立市中1-10-5・5F MAP
TEL&FAX: 042-576-6268
 
日本におけるブラジル音楽評論家の第一人者ケペル木村と、若手音楽評論家の柳樂光隆、中南米音楽バイヤーの江利川侑介の三者による「極める」シリーズの第四回!今回はブラジル音楽のみならず、ジャズ/クラシック/現代音楽/プログレなど様々な方面で評価されるブラジルの鬼才、エグベルト・ジスモンチ。これまで入手の難しかったアルバムが再発され、改めて再評価の機運が高まっています。ケペルさんの貴重なお話と音楽解析、そしてNoTrunksが誇る名スピーカー「アルテックA7」による最高の音で聴くことによりジスモンチを「極め」ましょう。

About

HN:
Eri
HP:
性別:
男性
自己紹介:
ラテン・ブラジル音楽を中心としたワールド・ミュージックのバイヤー。基本的には今まさに聴いている音楽の中から、本気で面白いもの、いいと思ったものを掲載。それと自分が関わっているイベントの告知などもちょっと載せていきます。
【More Profile】
※暫くはこれまで色々なところに書いてきたものを加筆修正してアーカイブ化する作業も並行して行いますので、あしからず。

e-mail: yusukerikawa*gmail.com
*を@に変えて送ってください。

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